交通文化連盟は、千葉県知事認証の特定非営利活動法人です。
その交通文化連盟には、鉄道輸送警備隊と言う名のセキュリティボランティアチームがあります。
で、階級も制服も、階級章も・・・勿論、規程もあります。
ただ、制服は色々ありまして、何せ備品数が少ないのと、長年男達だけの世界だったもので、男性用のものしかありません。
基本的に冬は海軍ジャケット、夏は写真の灰色シャツとズボンが基本で、制帽はこれまた時々だけしか使いません。
以前・・・ま二十年弱前かなぁ・・・、イベント列車運行支援が年間に幾度もあった頃、急場しのぎで作った制帽ですが、基本的にはアゴ紐が金色なら管理者・指揮者、それ以外は黒か白です。
警備隊担当幕僚としては、常時使える個々の制服・制帽を用意したいのですが、なかなか同じものが手に入りませんので、万が一制服を揃える時には老舗の専門業者さんに頼んで、「海員用」のカッターシャツやジャケットにしたいと思っております。
で、階級章のお話です。
民間企業の警備員に、法制上の権限なんかありません。
警備業法にしろ、施行規則にしろ、
「あんた達にゃ何の法的権限も無いっすよ。」
と、クドクド書かれておりまして、唯一の法的根拠は、発注者と請負会社の間に取り交わされる「契約」に付随する「看守権」だけ。
良く、テレビ番組で「万引Gメンど~たら」みたいな、枠がございまして拝見していると・・・
初老の御婦人が万引を発見されて、事務所に連れて来られて、
「住所と名前、電話番号・・・どなたかに来て頂きます。何でこんなことしたの?」
なんて聞き出そうとしているのですね、これ、警備業法違反なんです。
更に「逮捕」の権利は刑事訴訟法に明記の通り、「現行犯逮捕」だけが警備員に許された逮捕行為で、それは逆に現行犯逮捕は誰でも出来ますよって事でもございます。
但し、任意同行ならセーフでも、相手が嫌がっているのに無理無理連れて来ると「不法逮捕」の可能性が出て来ます。
事情聴取は取り調べ行為でありまして、これは司法権を法的に有しないと違法です。
なので、このテレビの万引Gメンさん、「窃盗の現行犯を視認し、是を現行犯逮捕した」までは良くても、「連行」して、「事情聴取」しそれを記録に留めれば違法です。
但し、商業上の慣例として黙認している部分がありますから、あくまでもグレーゾーンなんですね。
で、警備員の携帯する警棒、あれも「護身用具」で、使用以前に携帯には公安委員会への届出が必要です。
制服も「識別」に必要なのであって、威圧を歌えば違法まで言われなくとも、触法になります。
では、民間のボランティアシステムではどうか?
これ、制服も制帽もあり、なんですね、警備会社が出来る事は市民団体でも出来るのです。
ただ、金銭を授受し、専ら他人の財産・敷地・人身の防犯防災の警備を事業とするには、警備業者としての登録が必要で、市民が自主的に防犯防災の予防に参加する為の行為については、法制上の制限はありません。
つまり、特定非営利活動法人だろうが、市民団体だろうが、警備するからってんで金銭授受しちゃいけないんですね。
知らないってんで、警備を請負って金銭貰っているところもある様ですが、これは違法。
ただ、法制上は例えば鉄道輸送警備隊の幹部が蒸気機関車運行ってんで警備員の指揮管理を委託され、民間警備員の指揮命令を行う事は、直接的な警備行為にならないので、○。
とにかく蒸機やイベント列車の現場では混乱しますから、私服に腕章だけでは識別しにくい。
そこで早くから制服を揃えたのであります。
で、階級章も適当なものがありまして、15年位前から付けております。
んで、その階級・・・最高位は「総裁」なんですが、それは階級章の無い「名誉職」でして、現在は執行幕僚長が「指令」で、階級章のある階級では、それでも上から二番目なんです。
このウチの階級の付け方には独特の・・・と言うか、ボランティア特定非営利活動法人に警備隊や階級章に制服まである事自体、違法では無いものの異例ですからね。
その付け方は、一応6勤務過ぎると「警士補」から階級章のある「警士」に、それ以降は「気合」と「責任感」で早ければ半年刻みで「主任補」まで。
ここから先は、列車添乗研修や御客様への応対、部下への気遣いが評価対象なんです。
執行幕僚長は「鬼」の・・・なんですが、時々ポカるので未だに「指令」。
私設のチームで最高位にならねぇところがウチらしいっちゃ、ウチらしい。
ちなみにこの階級章の他に登録名ってのがありまして、これは男女共に「武将の名乗り」なもので、可愛い美少女でも男名です。
んで、第三業務隊のみ、制服は「袴と羽織」になってます。
コスプレと違いますよ、これ、制服ですよ、制服。
ともかくも、階級章や階級は・・・登録名だってそうなんですが、全て本人への信用で預けているもの。学歴やウチでの経歴や、無論銭では取れない「名誉」なんですわ。
