1・国鉄で「駅長試験合格者」のこと。


 結構多いのですよ、長試合。国鉄職員局関係の用語が広まったと言われていますが、例えば「名古屋駅長」は部内で「名古屋長」、「新神戸駅長」は「新神戸長」と言われます。この駅長さんもランクがあって、「戸田公園長」と「上野長」では同じ東京北鉄道管理局の「駅長」さんでもランクに相当の差があったりしました。


 不思議なのはここから先。「大阪長」と「新大阪長」では、新幹線が無くっても大阪の方が上、なんですが、「浦和長」と「南浦和長」では「南浦和」の方が上だったんですね。


 ランクは抱える仕事の量と幅で決まるんだそうですが、ちなみにちょっと前まで「柏長」は「金町長」の下でした。


 これは「列車運転取扱」箇所であるかどうかで決まるんですね、柏は常磐線・常磐緩行線共に時々折り返し列車があるにも関わらず「途中駅」=「停留所」の扱いで、金町は貨物列車の入れ替えや、貨物線(新金線)の分岐点だった事、ホームは無いけれど常磐線の信号扱箇所駅だった事から「重要」と認識されたんだそうで。


 同じ「赤帯金線二本」の帽子を被っていてもちがうのです。


 更に上野・東京・札幌・大阪などビッグターミナルの「長」や「首助」は制服まで違っていて、おまけに「司法職員章」を付けていたのです。


 「司法章」は逮捕権を持ち、ダブルのジャケットをはおっておりまして、そりゃ憧れましたね。