「若者の成長なくして、国家の成長無し」
「若者は国家の活性剤であり、老人は安定剤である」
「若い世代に投資することは、国の未来に投資することだ」
「人が制度を作るのか、制度が人を作るのか」
「過ぎたる自由は、単なる放蕩(ほうとう)に過ぎない」
「適度な制限の中に、秩序が生まれる」
「権力者は奴隷を欲している」
「文明は生きている」
「集団は、外敵から身を守るためのもののはずだったのに、いつしかその最大型である国家同士が外敵となってしまったのだから、皮肉なものだ」
「国家は国民の為の国家であるべきであり、国家の、或いは権力者の為の国民であってはならない」
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「税制は国家の舵であり、税金はその燃料である」
「周囲から畏(おそ)れられることこそが最大の防御となる」
「敵から侮られれば即ち国危うし、畏れられれば国危うからず」
「思想の違いが国家の違い」
「家庭は小さな国家である」
「政治の基本は家庭にある。家庭は小さな国家であるから」
「家庭を治められぬ者に、果たして国家が治められようか」
「政治は時勢を知り、自制し、ことある毎に自省しなければならない」
「政治は『じせい』」
「政治に理念は必要だが、それにも増して必要なことは人々に実利を与えることである。
理念はそれに付随するものであって、後から付いて来るものなのだ」
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「崇高な理念や理想は俗物によって次第に汚され、損なわれる。免罪符(贖宥状)の時のように」
「政治は未来を創り出さなくてはならない」
「優れた政治家は優れた未来を創り出す」
「優れた政治家の資質の中でも特筆すべきものがある。
それは、民衆に対して希望のある未来を語り、それを実現することである」
「良い政治家とは、良い未来を語り、実現することが出来る者のことである」
「政治家に課された使命、それは、現状が悪ければ改善し、
良ければそれを維持、向上するように努めることである」
「政治家の真の価値は、平時にではなく有事において明らかにされる」
「政治家が自分たち利益を求め始めると、政治屋になる」
「政治家は他者の利益を考え、政治屋は自身の利益を考える」
「国家、国民の未来よりも、権力者の未来を案ずる者は、
如何(いか)なる者であろうとも国賊である」
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「災いだ。知恵なき牧者は。
その渇きを潤すために、羊達の血をすすろうとしている」
((解説)牧者=為政者、権力者、政治家 渇き=財政難など 羊達=人民、国民 血=金、財など)
「自制を欠いた権力は暴力に等しく、有害以外の何物でもない」
「拙劣な政治と行政は最も非難されなければならない。
何故なら、その者達は、いつの日か大勢の人々を◯なせることになるからだ」
「民主主義において、政治家と有権者の質は比例する」
「民主主義とは一見した所聞こえこそ良いが、その責任の所在を不明にし、それを雲散霧消させ誰も責任を取らない主義のことである。東日本大震災の津波対策や原発事故の責任の所在のように」
「民主政は責任を分散させ、君主政はそれを集中させる」
「君主政は一人による。民主政は圧倒的多数(の意思)による独裁である」
「君主政は責任の所在が火を見るよりも明らかである為、その悪政はしばしば革命によって終わりを告げるが、民主政は責任の所在が全く不明であるが故に、その愚政は選挙を持ってさえもなかなか終わりを告げずのさばり続ける」
「全ての人に関わり合いがありながら、多くの人があまり関心を持とうとしないもの、それは『政治』である」
「選挙で勝つことは政治をする為の手段であり、それ自体が目的であってはならない」
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「政権を握っただけで、あたかも聖剣を握ったかのように振る舞う者がいる」
「政見の良し悪しが、政権の良し悪しを決める一因となる」
「党勢があっても、統制のとれない政党は、党が無いに等しい」
「正当な政党なら、正統な正党となる」
「議会は国家の縮図」
「歴史上において国家は人殺しの道具に過ぎないが、本来は故郷であり、家なのだ」
「人に寿命があるように、国家にも寿命というものがある」
「夜空の星々の瞬きが永遠ではないように、永遠に栄え存在し続ける国家は無い」
「理念が国家に必要である」
「国家とは、理想の実現でなければならない」
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「国力=経済力×(人的・自然的)資源力×文化力×外交力×統治力×軍事力」
「魂を失ったがやがて朽ち果て、
主(あるじ)のいない屋敷は廃墟と化すように、
良き指導者を失った国家は、衰退の一途をるであろう」
「自分の『家』のこととなると、血相を変えて必死に考えるのに、
自分の『国』のこととなると真剣に考えることが出来ない、
或いはしようとしなくなる人々がいることが、私には理解出来ません。
どちらも規模が違えど、同じ私たちの『家』なのですから、
真剣に考えなくてはなりません」
「教育を見れば、その国の将来の繁栄と衰亡が判る」
「植物が水分や養分を吸収しなければ、枯れてしまうように、
文明も、絶えず新しく良い技術や良い文化等を吸収し、変化に対応しなければ、
やがて滅んでしまうだろう」
「世界を制する前に、自身を制する必要がある」
「治めんとする者、自らを治めよ」
「統治者たる者、知者であれ」
「一時期統べるは易(やす)かれど、長きにわたり統べるは難し」
「短き統治は機知を要し、長き統治は英知を要す」
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「期間が長くなるほど統治は難しくなる」
「万民に等しく公平な、黄金の玉座は、常しえに輝く」
「民が栄えれば、国も栄える」
「民衆の怒りは全てを飲み込む」
「民衆は恐ろしいものである」
「家畜を虐げる者はそれを失い、民を虐げる者は全てを失う。命さえも」
「独自の優れた視点と感覚を持ち、市民を理解する者は優れた指導者となり得る」
「難問に対して大衆は無力である。故に、良き指導者が必要である」
「問題が難しくなるにつれて正答率も低くなり、
大勢が間違い、少数が正しい解を得る。
大衆は必ずしも正しいとは言えない。
それなのに多数による決定が主流となっている。
これは果たして正しいこと、つまりは正義であると言えるだろうか?」
「主義、主張、宗教といったものの、思想的統一がなされない限り、
国家的、世界的な統一の実現は極めて困難と言えるでしょう」
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「賢人も、政治に多く関わるべきである」
「政府は不正、法治は痴呆」
「法が権力者だけの為に作られる時、大抵の場合それは悪法となる」
「昔から悪法も法だと言われるが、悪人が作った法は正しい法であるとは言えない」
「主義において勝る者は、全てにおいて勝る」
「戦いに際して、勝者は歴史を改竄(かいざん)してはならない。
何故なら、歴史を改竄することは、人類を改ざんすることに繋がるからである」
「国境が戦争を生む」
「愚帝は平服させ、賢帝は敬服される」
「真(まこと)の君主は威光を放ち、偽の君主は暴威を振るう」
「名君は繁栄を、賢王は正義を、聖王は平和をもたらす」
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「金はどこへ運ぼうとも金であるように、王も何処(どこ)であろうと王である」
「人の歩みが道を作るように、王が居を構えれば、そこは王国となるのだ」
「襤褸(ぼろ)を纏(まと)っても、王は王」
「王とは法そのもの、生きた法律である」
「王の舌は重い。道化の舌は軽い」
「王冠(王位)は奪い去る物ではなく、授けられる物だ」
「賢王には、王権が自然と備わるものだ」
「真の王は他者のことを考え、愚昧な王は自身のことばかり考える」
「君主は民衆の父であり、母でなければならない」
「自ら兵を、或いは民を捨て敗走した王は、もはや王ではない」
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「多くの王に足りぬものは何か?領土か?国民か?財宝か?はたまた権威か?
いいや違う。多くの王に足りぬ物、それは
『王としての自覚』である」
「騎士が騎士道を、武士が武士道を究めたように、君主は王道を究めなければならない」
「民の信を得、民の声を聞くことこそが、
より善き統治へと到る道となるであろう」
「私は得体の知れない民衆のざわめきよりも、
一人の人間として語る皇帝に耳を傾けたい」
「私は誰であろうと差別するつもりはないが、
誰であろうと容赦するつもりもない」
「国家は一つの船であるから、一人の船頭を必要とする。
船頭を欠いた船に乗り合わせた者は、永遠に海を彷徨(さまよ)う。
不幸にもその船に、私は乗り合わせてしまった。
子は親と違い船を選べないのだから不幸である」「国家という船」
「私は『一民族』の為の国家に属するよりも、一種族としての『人類』という国家に属したい」
「才智溢(あふ)れし、輝ける者よ、彷徨える者達の光となれ」
「王の命令は多すぎてはいけない」
「『国王は君臨すれども統治せず』王の知恵である」
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