航空会社NIAに勤務する内藤肇48歳が殺害。携帯から情報を入手したカイト。
カイトの彼女もNIA勤務だったことから気になった右京。

捜査一課が聞き込み。内藤はかつて組合の委員長。しかし今は人事部所属。なぜ?内藤は2年前に彼が会社の提案を受け入れたために大量解雇を引き起こした過去があり、多くの人から恨まれていた。

右京は内藤の携帯履歴からさまざまな略称があったことに注目。ほとんどが携帯電話だったのにその中でAP佐久間だけが固定電話。さらに被害者は今年の手帳に去年のカバーを掛けている。さらにバーター潮の名称も気になる右京。バーターは一般的に抱き合わせを意味するが、「交換」の意味もある。またかつて警備局長で50代なのに依願退職した役員も潮という名前だったことから注目する。

家に帰りカイトは彼女にさまざまな略称を聞くとAPは民間警備会社の略と知る。空港社員が警備会社に何の連絡を?

監察官の大河内から呼び出される右京。警備局長の潮のことを調べていたのが原因だったらしいが実は潮が依願退職した理由を調べるためにわざと呼び出されるように仕向けていた。潮局長がかつて不祥事を起こし天下りをしたのではと疑うがまっとうな民間会社に再就職をしたと大河内は証言。

空港内でばったり彼女とあったカイトと右京。内藤の事を色々と聞くと、現在、内藤は主にクレーム係を担当。クレームの証拠としてデジカメを使っていたりしていた。しかしNIAでは内藤は裏切り者として有名。かつてNIAが経営危機のため大量解雇をせざるを得ない時に内藤は250人の一般社員の解雇に対して役員の10人の解雇を交換していた。その中で佐久間はかつてNIAの役員で真っ先に解雇されていたと知る。
佐久間はかつての人事役員。佐久間は内藤を恨んでいたと思われたが、内藤の解雇案に賛成して自ら解雇されたらしい。さらに佐久間は個人的に内藤と親しいとまで証言。

警備会社にて潮について聞くと、潮はNIAの関連会社の社長になっていたと知る。
佐久間は警察の天下り先に再就職。潮は警察を退職後NIAに再就職。つまりNIAと警察関連会社がそれぞれ天下り先を交換していた。バーター=交換。法律により2年間は前職の関連会社に天下ることはできない盲点をついていた。

潮に接触した右京とカイト。エリート意識の強い潮に対しカイトは嫌悪感をもつ。内藤のメモの事を追及するものらりくらりとかわす潮。アリバイを主張する潮だが、カイトはとことん挑発する。右京も「我々は殺人事件を捜査しているのではなく、我々が興味をもったこと。興味を持たなければならないことを調べている」と話す。

しかし潮のアリバイは成立。特命係で資料を調べると警備会社とNIAクリエイト。それぞれが職業紹介事業をもっていることに興味をもつ。
調べると警察の天下り会社の警備会社にNIAの役員が天下った後、NIAの関連会社に再就職。同様に警察官僚も民間会社を経由して警察関連会社に天下り。つまり天下り先を交換(バーター)することで法律での2年間関連会社に天下りできない抜け道をついた。

さらに鑑識で証拠品を調べると、デジカメに撮られた真っ暗な写真の一つに殺害時刻のものがあった。米沢の協力もあってその時間にどこにいたかGPS機能で調べる事ができた。その場所は佐久間の自宅。

捜査一課によると佐久間は無断欠勤していた。右京とカイトが佐久間の自宅に行くと佐久間は自殺を計っていた。「死なせてくれ」と訴える佐久間。佐久間の部屋にあった灰皿からルミノール反応が・・・。佐久間は何かを隠している。潮に佐久間のことを追求。携帯履歴から佐久間は潮に昨晩連絡していた。
潮は白を切るが、右京とカイトは天下り斡旋会社の事を追求する。

捜査一課が佐久間に追及すると佐久間はベットの上で自供を始める。
内藤は天下りのバーターを知り、佐久間に追及していた。内藤は官僚だけが見せかけの退職に怒り心頭。この事実を公表すると内藤は宣言したところで佐久間は内藤を灰皿で殺害。
佐久間は天下りバーターがある事で、NIAも存続でき、大量解雇が二度と発生しないと信じていたために、命がけで天下りバーターを守ろうとしていたのだった。

しかし、潮はそんな事を気にもせず、天下りを辞める気は毛頭なく反省もしていなかった。
翌日、各新聞社が天下り斡旋会社について一面で公開。
天下り先斡旋システムを作ったのは実は警察局長(カイトの父)だった。特命係がこのシステムをつぶしたと知るも新たなシステムを提案。天下りはまだまだなくなりそうにない。