森裕子議員質疑(10/15)の国家戦略特区に関する部分の文字起こし
森議員の戦略特区に関する質疑
10月15日の予算委員会における森裕子議員の質問が問題になっている。既にアゴラで各論点について論考されているので特に論じないが、国家戦略特区ワーキンググループに言及した点について、原英史座長代理の人権侵害の可能性を感じた。各種の議論の基礎事実として活用できるよう、また肝心の質疑映像を見るまでもなく、内容の把握ができるよう当該質疑に関する部分をなるべく忠実に文字起こしした。
今回はYoutube上に公開された映像記録を利用したが、法的手続きに利用する場合は、NHK中継などで重ねてご確認頂きたい。
なお、通常の記録文書では、「笑い」や「感嘆符!」などは記載しないが、音声の文字化で失われるニュアンスを敢えて残したいので括弧内に記録した。
また、控えめに言って、聴いていると気持ちが悪くなる、冷酷な、嘲笑的な、怨念を感じる品格の低い質問の文言だったので、その雰囲気が残るよう、あえて「ですかあ?」といった伸ばす音も記録した。
確認に利用した映像:
https://www.youtube.com/watch?v=ExOg_heXikI
※ 文中略語等
「WG」…ワーキンググループ
「HP」…ホームページ(ウェブサイト)
「!」…特に強い文言の場合終止符の代わりに使用した。
質疑記録
森裕子議員(以下森):
国家戦略特区について質問をさせて頂きたいという風に思います。
(毎日新聞6.11の一面の図と記事をフリップで提示し)(あきれた感じで)まあ、迷走しております。国家戦略特区WG座長代理原さんと密接な関係にある会社が特区提案者からお金を受けてコンサル業務をしていた。こりゃどういうことですか。問題を作る試験官が(冷笑しながら)生徒に、問題の、解き方を教え、そして、その、採点までしていた。これはおかしいじゃないですか?どうなってるんでしょうか?北村大臣。
北村誠吾内閣府特命担当大臣(以下北):
お答えします。
国家戦略特区のプロセスは、二段階に分かれております。第一段階では、規制改革項目の選定と、その特例の実現について、諮問会議の調査・審議のうえで決定する、その後、始まる第二段階では、事業者を公募でつのったうえで、諮問会議の調査・審議のうえで、選定をおこないます。国家戦略特区WGの役割は、第一段階の、規制の、特例措置の実現にむけ、その論点や対応を整理し、担当大臣に報告するということであります。次の段階の、個別の事業者の選定にかかわる区域計画の作成や認定は、各区域の区域会議や、特区諮問会議が、行うこととなっておりますが、森議員の資料に記載されております、ものにつきましては、タイトルの一部が削除されているかと、思いますけれども、規制改革事項にかかわる提案募集の募集要項でございまして、まさに規制改革項目の追加というWGが担当する第一段階の募集要項でございます。従いまして、WGにおいて、選定との記載は、事業者ではなく、規制改革項目の事を意図していたものでございまして、WGは事業者の選定に関わらない、というこれまでの内閣府の説明とは、何ら矛盾はしないものと、承知しているところであります。以上です。
森:
あの資料に凄く、解り易く、私も自分でもよくできたなと思っているんですけど(笑)、当初はね、HPに、WGにおいて選定し、と書いてあるんです。そいで安倍総理も繰り返し、総理のご答弁ですからね、「WGは全員民間議員で、その主導の中で、いわば選定等も事実上、行われているわけでござまいす。もう中身が決まったことを、決定する場でしかないわけであります」と、「自分が決めてない」と、主張してきた。ところが、毎日新聞の報道があり、そしてWGの有志が反論して、「審査・選定しません」つったら、HP、堂々とかきかえちゃったんですねえ。大臣、なんでHP変えたんですかあ?
安倍内閣総理大臣(以下安):
あのお、たいへん、解り易く、この、表を作られたと、おっしゃっているんですが、あの(ウフッと失笑し)、森議員は資料の一番上に、書いてあるんですが、えー、募集要項を掲載しておりますが、なぜかこれ、タイトルは、削除されて、おられるんですね。タイトル、タイトル見ますとですね、国家戦略特別区域等における規制改革事項にかかる提案募集要項、つまり、個別の事業ではないんですよ(笑)。つまりこれは規制改革についてのどういう規制を改革すべきか、ということについての募集で、ございまして、つまり、この特区における規制改革事項にかかる提案募集要項であり、まさに規制改革事項の追加、というWGが担当する第一段階についての募集要項でありまして、用語上は「選定」となっていますが、それは「事業者の選定」ではなくて、「規制改革項目の選定」であり、WGは事業者の選定に関わらない、としたこれまでの、内閣府の説明と矛盾するものではない、いうことでありますので、全部載せて頂ければ、もっと分かり易かったのではないかな、と思います(笑)。
森:
(指名も受けず、座りながら、「質問に答えてない!」「なんで書き換えたのか聞いているんです!」と言いながら手で来るように命じる仕草。)
北:
簡潔にやります。お尋ねの点に、重ねて申し上げさせて頂きますと、ご指摘の文書に記載のあったという「選定」という言葉は、提案された内容が補助金の要望であるなど、規制改革事項でないもの、また、厳密に解釈したところ、既存制度のもとでも実現可能なものなど、必ずしも規制改革の議論をする必要がないものについて整理をするということを指したものでございます。「選定」と言う言葉が誤解を招くとのご指摘もあったことから「選定」という言葉を削除したものであり、これにより、運用の実態が変るものであるとは認識しておりません。どうぞよろしくご理解ください。
森:
原座長代理は業者の選定はしていない、ということを強調したかったんですか?
北:重ねて申し上げますけれども、提案された内容が補助金の要望であるなど、規制改革事項でないものや、厳密に解釈してみると、既存の制度のもとでも実現可能な物、これらは、必ずしも、規制改革の議論をする必要がないということで整理を致すということを指すものであります。「選定」という言葉が、誤解を招くとのご指摘がございましたから、「選定」と言う言葉を削除したものであり、重ねて申しますが、これによって運用の実態が変るものではありませんから、ご了承頂きたいと思います。
(座りながら、「ギャーギャー」とゴネていて聞き取り不能騒音の中で)「原さんは業者を選んだのかって聞いたんですよ~。ちゃんと答えてよお~。質問に答えてよお~。原英史さんは業者の選定に関わっていないのかって聞いてんだよお~。
北:
重ねて恐縮ですけど、お答えをさせて頂きます。(ギャーギャーという騒音に答えて)いらない?同じではありませんから答えさせてください。そもそも、制度的にWGは事業者の選定に関与するという仕組みにはなっておらない、ということでございます。
森:
(不規則発言、原さんのこと聞いてるんだよ!)
森:
じゃ、誰が事業者の選定をしたんですか?例えば加計学園。(怒気を抑えながら)
北:
数々のプロセスを経て、諮問会議が最終的に認定をしたものであります。以上です。
安倍:
えー、まあ、分科会、区域会議、そして最終的には諮問会議で決めると、いうことでございます。
森:
ワーキングは決めていない、でもね分科会のメンバー見ると、民間有識者、原英史!
原さんが決めてるんですよお~。おかしいじゃないですか、分科会があ、決めてるから問題ないってえ!利益相反じゃないんですかあ?
普通だったらこれが国家公務員だったら!あっせん利得!収賄で!刑罰受けるんですよっ!
議長:時間来ております。以上で森裕子君の質疑を終了いたします。
(質疑文字起こし以上)