また日曜日にスキーに行ってきました。
今季はこれで14回目です。今回初めて来た野麦峠スキー場でした。
向こうに見えるのは御嶽山です。
僕は小学生と中学生の頃は野球少年でした。セカンドで2番でした。
学校のマラソン大会でも学年で3位ぐらいでした。
そんな僕が高校生になると急に運動ができなくなりました。
マラソン大会でも後ろから3番になってしまいました。
もちろん帰宅部でした。チビだったのが急に背が伸びて栄養不足だったからです。
今だから分かるのが亜鉛不足がメインでした。
中学生まで坊主頭で気が付かなかったのですが、高校生から今のように長髪にすると茶髪でした。
よく先生に染めるなと怒られましたが、全く触ってません。
栄養不足と小麦中毒が僕の人生を狂わせました。
20代は大学院まで行ったのでお金がなく貧乏でガリガリでした。
30代は急にお金があるのですがそれからデブデブ人生でした。
37歳の頃は体重は93kgでウエスト93cm。よく周りの人から痩せたら?と言われてましたが意味がわかりませんでした。
そんな僕が覚醒したのが、次女が産まれてからでした。ここまではよく書いてきてますから知ってる人はいますよね。
4歳の長女の世話を僕がしなくてはならなくなりました。
学生の頃から雪が降るとよく近くの揖斐高原スキー場に行ってました。
そこへ長女と行ってスキーでも教えようと思っていたら、僕がデブすぎて何もできませんでした。
あまりにもやりたい事と現状が乖離しすぎている事実にやせろと言われた現実を知りました。
そこで近所のジムに痩せたいから通いたいと言うと、ここは筋肉を作るジムでアナタは来るなと言われました。
そこをなんとかと言って通いました。
頑張って続けて通っていると、ボディービルコンテストがあることを知りました。
それに出る事3回めでついに、岐阜県新人の部で準優勝しました。
しかしただ筋トレしているだけではなんのための筋肉だと言うことで小学2年生の長女と共に空手を習い始めました。
空手の試合にも出るようになり勝ちたい気持ちが強くなりました。
僕は稽古の度にすぐ息が上がってバテてしまい空手の先生から大丈夫ですか?と言われてきました。
これではいけないと思い、ジョギングをするようになりました。
ただ走るだけでは面白くないからと名古屋から富山まで旧街道を何回かに分けて走破しました。
また10kmマラソン大会で50分も切れるようになりました。
高校生から37歳まで走る事も出来なかった自分が努力次第でこうも変われるもんだと知りました。
スキーは家族で年に3回ぐらい行っていたのですが、次女がメキメキと上手くなり僕よりも難しいコースを平気で滑るようになりました。
ゴールデンウイークでも白馬では滑れることを知り、行ってみるとまず雪が残っているのは山頂付近の上級者コースなんです。
そして雪質もかなり重くてワダチだらけでとても初心者レベルでは滑れたもんではありませんでした。
これを滑るようになるにはどうしたらいいのだろう?から始まりました。
まず板が良くなかったので替えました。
それで結構滑れるようになったのですが、いかんせん自己流でした。
同業者のM先生にスキーレッスンを次女と受けたのが僕のスキー人生を変えました。
お陰様で上級者コースも滑れるようになりました。
また白馬での春スキーもなんとか滑れるようになりました。
スキーすると空手の稽古でも前ほど息切れしなくなった事に気が付きました。
スキー場って場所によっては標高が2000mを超えるんですよね。
僕が一番好きな山は御嶽山です。
長女と2回登ってます。岐阜市からも天気が良いと見える時があります。
運動が出来なかった僕にとって登山もやったことがありませんでした。
だから標高も3000mクラスの山に登れる事が奇跡なんです。
富士山に弾丸登山で山頂から日の出を見た時は感動しました。
登っていると2000mを超えてからだんだんと息苦しくなってきます。
Spo2測ると80切ってるんですよね。
なんとか山頂に着いて時間が経つと慣れてくるんです。
そしたら下山時はあれだけ息苦しかったのがウソみたい。
走って下山します。
だからスキーに行くと高山トレーニングを兼ねているんだなと思うんでなんか行ける日は行きたくなるんですよ。
そして御嶽山が見えると嬉しくなるんです。
今は便利なアプリがあるのであの山は?と思ったらこうやって確認しています。
乗鞍岳は長女と次女とで登りました。
9合目までバスで行けるので残りを1時間ぐらい歩くだけです。
夏に雪が見たくなると行かと良いですよ。
なんとスキーしている人もいますから。
僕はそこまではできませんね。まずリフトなんてありませんから自分の脚で板を担いで登らないといけません。
ほとんどの人はコブ斜面を滑ってます。僕はまだ満足に滑れません。
どうしても季節外れにスキーがしたい時はウイングヒルズ白鳥リゾートでピスラボという絨毯の上を滑れますからそれに行きます。
だいたいいつもスキーに行くと目安にしているのが30kmほど滑るです。
時間にしてトイレ休憩以外なしでぶっとうしで滑って約4時間です。
これをするにもやはり体力が必要です。
ですが流石に次の日は筋肉痛とはなりませんが疲労感が抜けません。
なので日曜日に滑りに行くと月曜日の空手の稽古でかなり大変になります。
うつ伏せになって先生が掛け声をかけたら起き上がってダッシュする。
これは何本もやると100m走よりもキツイんです。
でもこれをやっても昔ほど息が上がらないんで、スキー最高って思うんです。
そして稽古が終わったらいつの間にか脚の疲労感が無くなってます。
適度な負荷は身体をリフレッシュしてくれます。
もう50歳も過ぎたので明らかに回復力が落ちています。
それでも稽古の初めに自主練習としていつも前転をしています。
連続6回まわるのを4連続でやっています。
これをやると三半規管が鍛えられます。もちろん最初からコレだけはできません。
普通にアラフィフの人がやると3回転もすれば立つのが困難でしょう。
なぜ三半規管を鍛えるのかと言うと、稽古で連続で廻し蹴りをする時があります。
そらを30秒もやると残りの方て立つのも困難になります。
ですがここを鍛えていると若者ほどとは無理ですがなんとかやり切れる自分を知ります。
そして何よりバランス感覚が良くなると、スキーでコケません。
長々書きましたが、結局は空手愛がスキー愛に繋がるという話でした。
努力をすればなんとかなります。折角の人生ですからね。
若い時やれなかった事が今はできるんだということでスキーに行ってます。