10月のZOOMあるふぁの会は、7人で活動しました。5月以来久しぶりの活動にも関わらず、7人の参加で会ができたことに、感謝いたします。

お休みの間の近況報告から会を始めました。まず、夫から血管芽腫の手術やその後のリハビリのことを振り返って、メンバーさん達に支えていただいたことへのお礼を申し上げました。夫の入院生活3か月、退院してからの約1ヶ月、主治医の先生方を始めとする医療スタッフのみなさん、あるふぁの仲間、夫の高校時代の友人達、家族の支えなしには乗り越えられなかったことを改めて思い、感謝の気持ちを深くしました。

続いて、他のメンバーさんからの質問を交えながら、それぞれの近況や、日本アドラー心理学会総会に参加して考えたこと・感じたことなど、沢山のお話をいただきました。私自身も感じていたことですが、他のメンバーさんからも、「自助グループ活動に参加することの意味」を改めて感じたというお話がありました。

総会で「終末期ケアとグリーフ・ケアにおけるアドラー心理学的アプローチ」というシンポジウムがあり、メンバーさんのお一人から、お父様を送った時のことを振り返りながら、お話がありました。

私も同じシンポジウムのことを考えていて、27年前に父を送った時、まだ終末期をどう過ごすかという本人の意思を確認するような時代でもなく、病名を告知するかどうかで、母と「父には知らせないでおこう」と相談したことを思い出していました。

 

何も知らせないまま父を送ったものの、自分の最期を自分だけが知らなかった(気付いていたと思いますが)ことは、父に本当に失礼なことをした、という思いが今でも強く残っています。母と相談した時に、「父は病気を受け止めることができる」という父への尊敬と信頼を持てていなかったということだと思ったからです。

 

あるふぁのメンバーさん達の年代を思うと、これから益々こういった課題が身近なものになって行くと考えます。その時に、あるふぁの会が、メンバーさん達みなさんにとって、いろいろな角度からの相談ができる場所でありたい、と思いました。

最後に学んだこと、感じたこと、やってみようと思うことを発表して会を終了しました。