昨日のドル円は概ね93円半ばを中心とした、方向感の
乏しい膠着状態となりました。
ただしNYタイムに発表されたモルガンスタンレーの
決算が事前予想を下回ったことで、93円ライン付近まで
値位置を切り下げるという場面も見られました。
もっともその後は米住宅価格指数が好内容であったこと
などを背景にして93円後半まで一時買い戻されるなど、
適度に上下動していたようです。
欧州タイムには、ポンドがマーケットを主導する場面も
見られました。
ビーンBOE副総裁が「景気回復がしっかりとしてきた兆候は
あまりみられない」とコメントしたことが背景ですが、
これでポンドは売られる動きとなりました。
ただしその後に「英政策金利および資産買取額の据え置きは
全会一致」という英MPC(金融政策委員会)議事録が公表
されると急速に買い戻される動きが強まり、こちらは2円超の
往って来いを見せるなどこちらも結構上下に変動する動きを
見せています。
ただし方向感が定まっているとはいえず、変動こそしている
ものの膠着状態であることは変わらないまま、本日の東京市場
へとつないでいます。
そして本日ですが、ポンドに関しては英景気の良し悪しを
占う上で重要視される、英小売売上高指数が注目されます。
NYタイムには米新規失業保険申請件数や中古住宅販売件数が
予定されていますが、特に後者は好内容であった昨日の米住
宅価格指数を裏付けるかどうかが注目されるところであり、
より注目度が集まっています。
一昨日のバーナンキFRB議長の議会証言を背景にしてドルの
上値は意識されやすくなっていますが、この意識を払拭する
ことが出来るかといった意味からも注目したいところです。
