昨日は東京タイムこそドル円・クロス円共にジリジリと

反発する局面が見られましたが、その後は通貨によって

対応が分かれる展開となりました。

「金融危機の影響は広範囲で長期にわたる見通し」

「インフレのリスクは下方向」という欧州タイムに

発せられたキングBOE総裁のコメントが英金利引き下げを

示唆しているとの観測につながり、主要通貨に対して

ポンドが急落しました。

このためポンドドルは1.66半ばから1.64ラインまで、

またポンド円も151円半ばから149円半ばまで下落し、

その後も安値圏での取引が続いています。

一方で、NYタイムに発表された米経済指標が概ね予想を

上回ったことで、ドルは買い戻される動きとなりました。

ドル円は一時91円半ばを回復する上昇を見せ、ユーロドルは

1.46後半まで上昇しました。

ただしバーナンキFRB議長が「米国の景気後退はおそらく

終わった」とコメントしたことでNYダウが押し上げられ、

リスク選好からドル売りへと転換しました。

このため一時91.60円付近まで上値を拡大していたドル円

でしたが、90円後半まで再反落したもの、91円ラインで

東京タイムへと移行しています。

そして本日ですが、東京タイムでは特に目立つ指標発表は

予定されておりませんが、本日は鳩山新内閣の組閣が

行われます。

為替には大きな影響がないと見られているものの、財務相には

円高容認発言がある藤井裕久・民主党最高顧問との話も浮上して

いるだけに、就任決定となれば円高への思惑が高まる可能性には

注意しておきたいところです。

欧州タイムには悪化が予想される英雇用統計が予定されており、

昨日に続いてさらなる下落圧力へとつながる可能性について

懸念されます。

そしてNYタイムには、米消費者物価指数と鉱工業生産が

予定されています。

特に8月末で終了した自動車の買い替え支援策の駆け込み

需要で上振れする可能性が指摘されており、発表直後は

ドル買いに反応する可能性が指摘されています。

もっとも91円後半での上値の重さは昨日で実証済みではあるものの、

下値には心理的な筋目となる90円の大台が控えていることを考えると、

本日に関しては91円ラインを挟んだ、やや幅の広い一進一退の攻防と

考えるのが自然なところかもしれません。