11日の東京株式市場で日経平均株価は反落。
大引けは前日に比べ69円34銭(0.66%)安の1万444円33銭。
外国為替市場で円相場が1ドル=91円台前半と、ほぼ7カ月
ぶりの水準まで上昇したことを受け、採算悪化を警戒した売り
が輸出関連株に広がった。
朝方発表された4~6月期の実質国内総生産(GDP)改定値
が下方修正されたことも買い手控えムードを誘った。
東証株価指数(TOPIX)も反落。
株式市場では、前日の米株式相場の上昇や原油先物相場の続伸
を背景に、米系投資家やオイルマネーなど外国人投資家の買い
観測が聞かれた。
このため、悪材料が目立った割に相場の下げ幅は限られ、前日
の上昇分(201円高)の3分の1程度を失うにとどまった。
株価指数先物・オプション9月物の特別清算指数(SQ)算出
に伴う現物株の寄り付き売買の影響は特に見られなかった。
ただ、SQ値が1万541円92銭(QUICK試算値)と相場
水準よりも高くなったことで、SQ値が上値のメドとして
強く意識された。
SQ売買が膨らんだため、東証1部の売買高は概算で
27億8877万株、同売買代金は2兆1584億円と、ともに多かった。
値下がり銘柄数は全体の7割強に当たる1218、値上がり銘柄数
は370、変わらずは105だった。
円高進行を受けてトヨタやホンダ、日産自など自動車株の
下げが目立った。
新日鉄や住金が安く、業種別TOPIXで値下がり率首位は
「鉄鋼」だった。
前日に反発した3メガバンクは三菱UFJと三井住友FGが
反落し、みずほFGは横ばいだった。
長谷工が大きく下げ、大京、GSユアサも軟調だった。
半面、ファナック、東エレクが買われ、主力の輸出関連では
ソニーもしっかりで推移した。
電化、IHI、トクヤマが商いを伴って上昇した。
東証2部株価指数は続伸。
大幸薬品、東理HD、稀元素が上昇。一方、小池工、
アインファマ、セントラル総が下げた。
