9日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに反落。
大引けは前日比81円09銭(0.78%)安の1万312円14銭だった。
円高・ドル安による収益悪化を警戒し、自動車や電機などの
輸出関連株が売られた。
持ち直し傾向にある国内景気が再び後退するとの懸念から
買いを見送る投資家が多かった。
東証株価指数(TOPIX)も3日ぶり反落。
日経平均は後場、下げ幅を140円あまりに広げる場面があった。
8日の海外市場で原油や銅、金といった商品相場が上昇したため、
原燃料のコスト負担が増加するとして、鉄鋼株や電線株には
当面の利益を確保しておこうとの売りが増えた。
国際的にみて財務内容が見劣りするとの見方から、このところ
売りが目立つ三菱UFJ、みずほFG、三井住友FGの
3メガバンクはきょうも軟調だった。
大引けにかけては株価指数先物主導で日経平均は下げ幅を縮めた。
東証1部の売買代金は概算1兆3533億円。売買高は同20億1267万株
と7営業日ぶりに20億株台を回復した。
東証1部の値下がり銘柄数は全体の6割に当たる1011、値上がりは
526、横ばいは154だった。
業種別TOPIX(全33業種)ではその他金融、銀行、証券商品
先物の下げが目立った。
鉱業、海運、陸運は上昇した。
トヨタ、ホンダ、ソニー、キヤノンが安く、新日鉄、住友電も下落。
前日に資本増強策を発表したCSKHDは株式の需給悪化を懸念した
売りで急落した。
半面、金価格の上昇を受け、「産金株」との位置付けから住友鉱が買われた。
三菱商、三井物も上昇し、信越化、SUMCO、エルピーダが高い。
東証2部株価指数は小幅に反落。大幸薬品、ラオックスが安い。
半面、アルコニクス、理経が高い。