先週末はこれまでの膠着状態から一転、ドル円・クロス円
共に急騰する動きを見せた。
注目の米雇用統計が、予想を上回る好内容となったことが
背景にあるからですが、この影響でドル円はこれまで上値を
押さえられてきた96円ラインを突破、そしてその後は
ストップロスを絡めながら次々と上値抵抗ラインを突破して
97円後半まで急騰した。
NYダウが大幅に上昇したことや、また年内利上げを織り込む
動きかによる米金利の上昇はドル買いとして機能し、
リスク選好の円売りと重なるという相乗効果もドル円を
押し上げた。
またこれに引っ張られる形で、クロス円も大きな上昇を見せ、
ユーロ円が136円半ばから138円後半へと2円超、ポンド円に
至っては、159円ラインから163円ラインへと約4円の急騰を
見せています。
もっとも、ユーロドル等のストレート通貨では軒並み下落して
いることから、先週末はドル高の中で円が全面的に売られる
展開だったといえる。
NYタイム終盤に幾分調整が入りましたが、ほぼ堅調地合いを
継続したままで先週の取引を終えています。
そして本日ですが、上値を押さえていた96円ラインをブレイク
したばかりであることから考えると、基本的には下値が堅いと
見るのが自然なところです。
もっとも先週末はロスカットを絡めた中での急騰であることから、
目先は行き過ぎとの声も挙がっています。
このためまずは押し目が入り、しかし下値が堅くて再度反発と
いうのがメインシナリオといえるかもしれません。
もっとも今週は米国債の入札そして利払い・償還が相次いで
予定されていることから、懸念材料には事欠きません。
目先は堅調推移と見るのが妥当なところでしょうが、
過度な上値への期待は、個人的にはどうかと思います。
