◇東証大引け、10日ぶりに反落 前日比の値幅は1年5カ月ぶり狭さ
28日の東京株式市場で、日経平均株価は小幅ながら10営業日
ぶりに反落。
大引けは前日比1円40銭(0.01%)安の1万87円26銭だった。
前日に約21年ぶりとなる9日続伸を記録したことが高値警戒感を
誘い、利益確定の売りが頭を抑えた。
ただ、米景気の先行き不透明感が和らいでいることから積極的な
売りも目立たず、一日を通して前日終値を挟む水準で方向感が
乏しい展開が続いた。
前日比の値幅は昨年3月4日(10銭高)以来、約1年5カ月ぶり
の狭さ。
東証株価指数(TOPIX)は小幅ながら8日続伸。
8日続伸は5月25日~6月3日以来。
主要企業の4~6月期決算の発表が相次ぐ中で個別企業の業績を
見極めたいとのムードが広がったほか、衆院総選挙に向けた政治の
動きが気掛かりなことも相場の方向感を鈍らせた。
積極的な売買は手控えられ、東証1部の売買高(概算)は17日以来、
約1週間半ぶりに20億株を割り込み、18億1508万株だった。
売買代金は1兆2583億円と、17日以来の低水準だった。
東証1部の値下がり銘柄数は994、値上がり数は569、変わらずは123。
セイコーHDやニコンの下げがきつく、業種別TOPIXでは
「精密機器」が下落率で首位となった。
東急リバや住友販売の下げが目立ち、日立が4~6月期決算を取引
時間中に発表した後に売られた。
一方、同じく決算発表したJFEが上げ幅を拡大し、業種別TOPIX
で上昇率トップは「鉄鋼」だった。
日立によるTOB(株式公開買い付け)価格が発表されたマクセル、
日立ソフト、
日立情報、日立プラはそろって買われた。
東証2部株価指数は10営業日ぶりに小反落。
ラオックス、昭和飛、日精機が下落。
半面、日立がTOB価格を発表した日立システムが高く、
大幸薬品、アクセルが上昇した。
