何か特別なことをするでもなく……
帰路についています。
大きなイベントとしては、指輪をもらったことかな。
テスト用のやつ。
式当日までの、指輪。
思ったより存在感があるのですが……
ついに、婚約指輪の次をつけてしまった。
そんな日が私に訪れるとは……
ふいに。
旧姓を名乗るのが実質最後だと気づいて、途端に悲しくなってしまった。
彼に抱き寄せてもらいながら、一人言い聞かせるように話していた。
彼は何を言われるでもなく、ただただ共感してくれた。
思い出が消えるわけじゃないからね。
感謝の気持ちをもって、バイバイしよう。
やさしくやさしく、寄り添ってくれました。
おかげで今はすっきり。
さあ、ついに明日。