おとなのパートナーシップ専門家

Hitomiです。

 


 

お盆休みもあっという間に

終わってしまいましたね

 

 

子どもたちと過ごす時間は

楽しくて仕方ないけれど

同時に「時間はやっぱり限られているんだな」

と思わされます。

 

 

去年までの夏休みは

当たり前に一緒にいる時間が多くて

正直ちょっとだらけたりもしていたのに…。

 

 

いまは一緒に過ごせる時間が愛おしくて

笑顔を見られることだけで

胸がいっぱいになります。

 

 

ただ、母として子どもだけを中心に

時間を使うのではなく

私自身の望みも叶えることも大事にしています。

 

 

限られた時間だからこそ

みんなの希望をいかに叶えていくか?

が試されますねww

 

 

さて、きょうは

夫婦関係に悩み、「なぜ分かり合えないの?」

と苦しんでいた当時の私。

 

 

原因は相手ではなく

私自身が“正しさ”にとらわれていたことでした。

その体験談を綴ります。

 

 

 

 

かつての私は、自分をその人数に

入れていませんでした。

 

 

子どもたちのために

旦那さんのために

「私が我慢すれば、丸く収まる」
それが長い間、私の中での“正解”でした。

 

 

夫と衝突しそうになれば

私が一歩引く。
家族の空気が悪くなりそうなら

私が感情を飲み込む。

子どもの機嫌が悪くなりそうなら

ご機嫌取りに必死になる。

食べたいものがあっても言わない。

行きたいとこがあっても

ママはみんながいいとこでいいよ、と

家族の望みをうかがう。

 


そうすれば、とりあえず

家庭の平和は保たれる。

そうやって『波風を立てないこと』ばかりに

気を取られていました。

 

 

確かにその場は収まるのですが

私の中ではモヤモヤが募るばかり。

やがて笑顔は作りものになり

心がすり減っていくのを

止められませんでした。

 

 

私が頑張って得ていたその平和は、

私の心を削り取っていくものだったのです。

 


そんな月日を過ごしていくうちに

私の中の不機嫌が溜まっていき

元夫とは会話がすれ違うようになっていきました。

 

 

そしてある夜、鏡に映る自分を見て

ハッとすることがありました。
 

 

かつてはいつも笑っていたはずなのに

そこにいるのは無表情で、
どこか諦めた顔をした私でした。

気づいてはいたんです。
何かがおかしい・・・と
 

 

でも、これまで染みついた思い込みや

「妻とは、母とはこうあるべき」という

固定概念が邪魔をして、
その違和感を直視できずにいました。

 

 

結局のところ

私はいつもこんなに頑張って

家族のことを想っているのに

 

 

元夫はいつも自分のことばかりで

まったく私の努力なんて

わかってくれない

 

 

そんな「相手が悪い」

「私は間違ってない」

「私が正しい」

という土俵でひとり相撲をしていました。

 


衝突すれば

「なんで私の気持ちを

わかってくれないの?」と

心の中で責める。
 

 

うまくいかなければ

「私はこんなに努力しているのに」と

被害者の立場に自分を置く。
 

 

気づけば、いつも正しさの証明に

エネルギーを使っていたのです。

 

 

そんな中、心理学やカウンセリングを

学び始めました。
頭では理解できるんです。
 

 

「人は変えられない」

「まずは自分から」
でも心の奥ではこう思っていました。

 

 

——「相手よりも私のほうが

この世の仕組みを理解している!」
——「だから私の言う通りに

してくれたらうまくいくのに!」

 

 

そう思えば思うほど、

相手が変わらない現実に

憤りが募りました。
 

 

案の定、そんな態度では

本音で向き合えるはずもなく、
元夫はますます心を閉ざしていきました。

 

 

それでも私は

「私が正しい」を手放せず、
相手を理解したフリをしたり

小手先のコミュニケーションテクニックで

どうにかしようと必死でした。
 

 

でも心の奥底では、

虚しさだけが膨らんでいったのです。

 

 

ある日、子どもが寝静まった夜、
暗い部屋でぽつんと座っていたとき

ふと涙がこぼれました。
 

 

「このままじゃ

私の人生なのに

私がいないみたいだ」

 

 

その瞬間、心にわずかな光が

差したように思えました。
 

 

「相手がどうか」ではなく、
「私がどうしたいのか」に立ち戻らない限り
どんな知識もテクニックも意味をなさない——

 


やっと、そのことに気づいたのです。

もちろん、これまで長く染みついた

正しさを手放すことは

そう簡単なことではありませんでした。
 

 

何度も「でもやっぱり相手が悪い」と

思い直しては、また苦しくなる。
 

 

それでも、いつも【私はどうしたいのか?】に立ち返り

自分の感情をひとつひとつひも解いていくと
押し込めていた感情が少しずつ

息を吹き返してきたのです。

 

 

あの頃の私は、

ようやく自分の声を取り戻す入り口に

立ったのだと思います。

 

 

今、子どもたちとパートナーと

笑い合うこの時間が

「かけがえのない幸せ」だと

素直に感じられるのは

 

 

あの頃の私が自分と向き合い

少しずつゆっくりと

長い時間をかけて“仮面”を

外していったからなのです。

 

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