36日目(マニラ1日目)
マレーシア行きはエコノミークラスがなかったのでビジネスクラスをマイルで取った。マレーシア航空のビジネスクラス、乗りたかったなあ。食事もついていたみたいなのに。
マレーシア行きはキャンセルになったけど、ともかくマニラまで飛行機に乗れたのはよかった。飛行機は大好きなので。
機体はA321。機齢は5年とまだまだ新しいが、neo(New Engine Option)じゃなくてceo(Current Engine Option)。台風の中の揺れる着陸はちょっと緊張するが、ベストセラー機なのでそんなに心配もない。
マレーシア行はキャンセルになったけど、振替便とかホテルの手配とか助けてくれるのかしらと思ってマレーシア航空のカウンターを探すが、ない。空港の人らしきおじさんに聞くが、昨日はここに出てたんだけどねえと言う感じでよくわからない。空港の入口にコピー用紙の張り紙があって、再予約はここにと電話番号だけが書いてある。この時点でマレーシア行きは本当に諦めた。JAL経由でチケットを取っていたので、JALに連絡してチケットはキャンセルした。
どっか落ち着ける場所やレストランがないかと空港内を回るが、どうにも変な空港である。まず、ターミナル間の移動にバスを待ったりいったん一般道に出たりで1時間半くらいかかる。同じターミナルでもDepartureからArrivalまでスムーズに行けない。車道を歩いたりしなければならない。やっと国際線ターミナルに着いたけど、チケットがなければファーストフード店しか入るところがない。
写真のあまり美味しくない牛丼みたいなのを食べながらWikipediaを見ていたら、マニラこのニノイ・アキノ国際空港はCNNのランキングで世界で最もムカつく空港第5位だったらしい。面白いところに来たなと思って読み進めていたけど、空港職員が客の手荷物に銃弾を仕込んで恐喝するという事件が多発していたとも書いてあり、とんでもないところに来たなとも思う。お金を払わなければ逮捕されたりもして、さらには実行犯が刑務所に入ったわけでもないらしく、マニラはすごいなと思う。
ホテルを手配してタクシーに乗った。配車アプリを使いたかったが、どこに呼び出せばよいのか、混雑しまくりの空港でよくわからなかったのでタクシーに乗った。早く休みたかった。空港を出て1分くらいしてから、「このタクシーはほかの安いのと違う。1キロ100ペソだ。高級なタクシーだからね」と言われて、やられたと思った。ホテルまで13キロだから1300ペソかあ、高いなあと思った。マニラに行った友人が、タクシーの運転手と言い争ったら銃をチラつかされたという話をしていたのを覚えているのでケンカはできない。まあ払わなかったら撃たれるなんてことないだろうけど、ケンカする度胸は無いし、台風の中車を降りて新しいタクシーを探すのも嫌なので、言われたとおりに払って降りる。まあマニラだし、そんなもんだよなあと思う。これもいい経験である。
