出会いからずっと、【愛の拠点】はあたしの住む神戸。
いつも知也が高速を使い、1時間かけて逢いにきてくれる。
多いときは、週に3回以上。少なくとも週に1回のペースで。
丸1日中、一緒に過ごせるときはそんなに多くはない。
たった2時間逢うだけのときもある。
知也は歯科医師で、しかも忙しい人だから…。
診療以外で学会の集まりや講習会のスケジュールが後を絶たない。
でもその合間をぬって、必ず逢いにきてくれる。
あたしはというと、春から持病の悪化のために現在は休業中…。
だからあたしは時間的には知也より余裕がある。
そんな忙しい中、ちょっと可愛いワガママを言ってみた。
『のんびり旅行してみたいな
』
知也はすかさず、
スケジュール調整をして見事に某温泉地の旅行の手配をしてくれた。
一泊二日だったけど、
人目を気にせず、めいいっぱいお互いにイチャつけた。
まずは男湯・女湯にそれぞれ入って…
そして部屋には家族風呂もついていたから
部屋では2人で存分に温泉の湯を堪能した。
部屋での家族風呂で、
あたしが体を洗おうとすると、
そのタオルを奪われ…
知也は自分の手にボディーソープをたっぷりとつけて
あたしの背中を洗い出した。
つるつると撫でるように、そう
まるで舌で舐めまわす感じであたしの体を洗っていく…。
声には出さずとも、
あたしは体中に快感が走っていくようで
たまらない気持ちになっていってた。
知也はまだまだ手をとめない。
手つきも次第に洗うというよりも、
前戯のようになっていく。
そんな手つきであたしは知也に全身洗われていった。
でも・・・・・
もうあたしは
恍惚のるつぼになってしまって、
思わず声がもれてしまう。
・・・すると知也は手をとめた。
いい所で手をとめられ、
スネるあたしの顔を
笑顔でしばらく見つめられた。
それから、お互いに泡を洗い流し、丸くて大きな家族風呂に入った。
つづきは、後日に