B727を進めていきます。この機体はいつ見てもかっこよく見えますね!他の機体と違って、主翼&尾翼の後退角が大きく取られており、高速飛行をさせる為の工夫が見られます。確かMMOは0.92だったはず。。。747SPが恐らく最速で0.95??最近のB777あたりだと0.84ですね。
いずれにせよメッチャ速いです。
さらに3発機なので、尾翼付根の第2エンジンの存在が目立ちます。
メカ的な視点で見ると、第2エンジンはその場所の関係からエンジン内部ダクトの形状がどうしても曲線的になるので、圧縮空気の効率は低下するらしく、727のような航空機はあまり開発されませんでした。今後も出てこないと推測しています。
さらに、視覚的には解りにくいですが、エンジンリアマウントの航空機(全てではないですが、特にBOEING&ダグラス)はエンジンの取り付け角が進行方向水平軸に対して微妙に上向きとなっています。
これは主翼の後流吹き下ろしが発生し、その流れがエンジンに影響を及ばないよう工夫したものです。エンジンには極力、安定した空気流量を供給させたい狙いがあります。吹き下ろしが影響すると、供給空気量が不利に働きます。
少し専門的な部分も触れましたが、模型を見ていきます。
既に胴体処理が終わり、サフ→GX1も吹き終えた状態です。ここから、モヒカン塗装の為のマスキングを行いました。
付属デカールをPCに読み込み、Inkscapeにてモヒカン部分だけ切り取ったデータをハガキサイズのシールシートへ印刷しました。シールシートはマスキングテープとしても使えます。マスキング能力は、一般的なマスキングテープと遜色ありません。さらにマスキングテープよりもしっかりした素材なので、カットしやすいのがメリットでもあります。
今回難しかったのが、客席窓にかかるモヒカンブルー帯です。1つは窓を埋めてるので、位置が分からないのと、もう一つは仮にコクピットデカールを貼った時に、キットの埋めてしまった窓位置が実機と合わない点でした。
なので結局自分で位置決めをする必要がありました。
機首から見るとコクピットウィンドウの一番外側窓の縦の辺に対して、約半分の所をモヒカン帯の上端が通過してます。
とりあえず、そこから定規で水平に機体後部まで真っ直ぐラインを描き入れてみました。
次にモヒカン帯の下端を書き入れます。
ここは客席窓並びの底辺ラインをかすめる形で塗装されていることに注目してラインを引きました。
付属デカールの帯の太さを測り、とりあえずその太さを守るようにモヒカン帯部分を書き入れました。
レドーム付近の曲線的なまとまりは、機体を正面から見た時にモヒカン帯が真横の直線で見えるように何度も調整しました。
後部の第2エンジンエグゾウストも同様です。真後ろから見た時に、左右が同じ高さでエグゾウストと接しているように調整しました。
書き込みが終わるとマスキングです。
ここで、シールシートに印刷したデータを貼り付けてみました。
すると、どうやら客席窓にかかるモヒカン帯が実機よりも太いことに気が付きました。
書き入れたモヒカン帯を信頼してマスキングしました。
まずは1mmマスキングテープで縁をマスキングし、その後幅の広いテープを使用してます。
機体中央部分の一番目立つモヒカン部分も同様にマスキングしました。
そして塗装。
極力薄く、模型から一定の距離を確保しながら吹きます。
よく見るとモヒカンがヨレてます。
真っ直ぐマスキングしてるつもりですが、やはりちょっとしたことでヨレます。。。ので、これは修正対象です。
ぱっと見、分かりにくいですが、他にも塗装リーク、その他修正必要箇所があるのでチマチマ進めることにします。
ちなみに使用した塗料は以下のとおり。
機体下部
クレオスシルバー+ブラック少々+フラットベース少々
グレー部分
ガイア ニュートラルグレー72番+クレオスホワイト少々+フラットベース少々
エンジンエグゾウスト
焼鉄色+ブラック少々+フラットベース少々
エンジンインテーク
クレオスシルバー+ブラック少々+フラットベース少々
コロガード
クレオスニュートラルグレー+クレオスシルバー少々+ブラック少々+フラットベース少々
このような形です。
今回は以上です!