前回は表面処理まで進めました。
今回はその続きです。
胴体はグレーサフを経て、ホワイトサフを吹付け、一度1500番紙ヤスリとコンパウンド粗目で研磨しました。
その後にGX1を吹いてます。以前も触れましたが、僕は実物よりも明るい白が好きなので会社や機種問わずGX1を使用してます。
次にコロガードのマスキング。
最初に凸モールドを浅い凹モールドへ変更していたので、微妙に見えるモールドをリファレンスにしてマスキングしてます。
しかし、マスキングは地味にシンドかった。。。主翼裏面のカヌー部分の形状塗り分けは細切りマスキングテープを駆使して頑張りました。
そして塗装ですが、塗装は吹くだけなので楽ですね笑
クレオスのエアクラフトグレー+8番シルバーを半々、ブラックを少々混ぜたものを吹いてます。
ちょっとギラギラし過ぎ??
その後、前縁もマスキングして8番シルバー+ブラック少々混ぜたものを吹いてます。
特に主翼付け根部分の複雑な形状には気を遣いました。
続いて、この時点ではJAL機(JA614J)に出来るか、もしくは他の塗装にすべきか迷ってたのでデカールを仮貼付けしてみました。東京ディズニーランド40周年記念塗装を狙いたいのですが、はがきサイズではどうしてもデカールを分割しないとサイズ的に印刷出来ませんでした。ということは、継ぎ目が出来てしまうので、自作デカールでその当たりの目立ち具合がどうなのか?許容出来るのか?を知る必要がありました。
結果は下の写真。
2つの中央非常口の真ん中で分割してます。言われれば分かる程度でしょうか??貼る時に結構気を遣いますが、まぁ許容範囲かなと思い、このままJAL機で進めることにしました。
ということで主翼にある黒のマーキングを塗装しました。
さらにレドーム分割ラインを書きます。
曲線用マスキングテープを巻いて、シャーペンタイプのスミ入れペンで書き入れます。
名前はスミ入れペンですが、ほぼシャーペンです!
書き込んだラインはそのままだとクドいので、マスキングテープでペタペタして、濃さを調整しました。
翼端のNAVライト、ストロボライトもこの時点で筆塗りしてます。
赤は明るめのシャインレッド、青はグリーンです。
胴体塗装について、この時点で出来る作業は終了です。
続いてお楽しみタイムのデカールに入ります。
過去の経験を生かし、前方から貼り進めます。
ミッキー部分から貼ると、L1ドアなどの位置が狂う可能性が高くなるので。
コクピットウィンドウは一度、デカールを切り出してシルバーを吹いたものの上にウィンドウ部分を貼り付けるというものを試しましたが、微妙に切り出した側の形状がマズかった様で印象が違ったので、印刷した通常のデカールに張り替えました。
inkscapeで製作しているのが悪いのか、印刷すると縁を中心にドットが目立つのが気になります。。。けど、カットして塗装したものよりは印象が良かったので仕方ありません。
デカールは微妙な形状の違いだけで印象がすぐに違ってくるので難しいですね(^^ゞ
そのままデカールを貼り進めます。
機体のディテールもディズニーイラスト側に組み入れてるので、多少貼る枚数が減って楽してます。
僕が最初にディテールにこだわるようになったのは、5年ほど前です。
当時はファントムやイーグルなどを主に製作していました。
軍用機のプラモはスケールこそ違いますが、ディテールデカールが年々充実しています。
一方、旅客機プラモは省略部分が多く、特に下面や裏面はのっぺら坊です。
機体のディテールとは言いますが、実機にとっては一つ一つが重要パーツで役割があります。
それらを可能な限り再現してこその旅客機プラモだと思ってます。
最近は全日空商事のモデルや一部モデラーさんもディテールに注目されており、よりリアルな作品を目にする事が多くなりました。
自作デカールの普及と旅客機プラモにおけるディテール追求の魅力が浸透してるようにも感じます。
僕も少しでも美しい作品になるようこのまま頑張ります。
今回は以上です。