デカールを全て貼り終わった機体はいよいよ最後の仕上げに入ります。


まずはクリアコート。

今回も合計5回ほど吹いてます。



1回目

クリアに対して、薄め液を2.5倍ほどの量を混ぜたものを全体に薄く吹きます。決して一気に吹こうとせず、うっすらと湿る程度に留めます。

一気に吹くとデカールに悪影響を及ぼす恐れがある為です。


2回目

機体の客席窓付近から下面全般、翼、エンジンに対して、厚く吹きました。

エアブラシカップの8〜9割程度のクリアを全て使うくらいの量です。ただし、模型とエアブラシの距離が近くならないよう十分に気を付けます。厚塗りの場合、ただでさえクリア塗料が模型に溜まりやすい状態を作るので、エアブラシの距離が近すぎると液垂れして台無しになる可能性があります。


3回目

続いて、客席窓付近から機体の上面全般の範囲を厚塗りします。

使用した塗料の量は2回目と同じくらいの量を使用しました。

大体、この時点でデカールはクリアに埋まるような感じになります。



4回目

多分、大丈夫だとは思いますが、磨き出しに備えて念には念を入れるという意味でも再度、全体にクリアを吹きました。

今回は厚塗りというより、1回目に近い感じで比較的薄く吹くイメージです。  



この段階で紙ヤスリを用いた磨き出しをしました。

1200番で削りたかったけど、手元に在庫切れだったので、仕方なく2000番で(^^ゞけど、思った以上に削れたので結果オーライ。

その後、コンパウンド粗目で更に磨いています。



磨き出しが終わったら、一度アルコールを湿らせた除菌シートで削りカスや粉を綺麗に拭き取ります。



次はギアや各アンテナ、フィンを瞬間強力接着剤で接着しました。アンチコリジョンライトはいつも通り、クリアパーツの伸ばしランナーをクリアレッドで塗装したものをカットして接着してます。


自立させる時に気になるのが、ギアが左右メイン、ノーズがどれも綺麗に接地しているかです。意外とちょっとした事で微妙にギアが浮いてしまう等のトラブルを起こすことがあるので、パーツを接着する前に十分に仮合わせして確かめます。


最後に、5回目のクリアを吹きます。いわゆる仕上げのクリアです。


クレオス「46番クリア」7割と「つや消しクリア」3割を混ぜたものを使用しました。


こちらは全体に万遍なく吹き付ける形です。

乾燥したら完成です!









我が家のB737シリーズ大集合。



今回のデカールはマキビシ小次郎さんのデカール共有サイトに公開しているデータを使用しています。
興味のある方は是非製作してみて下さい。

これでB737-700ER製作は終了します。
お付き合い頂き、ありがとうございました。