今回はB767の機首部分の成形と主翼のスジボリを進めます。


機首部分の成形を含めて、随所を「らしく」製作する技術は「こつこつ旅客機」さんブログや、マキビシ小次郎さんがSNSを通じてご紹介されていますね。

ありがとうございますm(_ _)m

師匠と呼ばせて下さい。。


僕も何年も前に「こつこつ旅客機」さんの記事を目にした時は衝撃を受けました。

そこから見様見真似で成形を行い、マキビシさんの分かりやすい動画も参考にさせて頂いてます。


が、なかなか思うように成形出来ない事も多く、自分の未熟さを痛感する瞬間でもあります。



では、まずは画像から。




正面からと、微妙に角度をズラした画像です。


シャーペンで書き込みをしてますが、このラインを目安に削ってます。

おでこ部分の半円形からコクピットウィンドウの底辺部分までは、ほぼ一直線に平面です。




何となくお解り頂けましたでしょうか??

これを再現出来れば目元は実機に近くなる気がします。
ただしデカール再現の場合は、デカールとこれらが一致しなければ台無しになります。
なので、デカールを仮に貼り付けてイメージと位置関係を掴みながら削ると良いと思います。

さらにレドームの両サイド部分と鼻筋部分を削るとイメージに近くなる気がします。



赤い丸印のラインに紙ヤスリを当てて、「頬をコケさせる」イメージ。
さらに赤いライン辺りで僅かながらレドームの丸みの角度が変化するように削ります。

なお、この赤のラインは先に触れた第2コクピットウィンドウを走る縦ラインと繋がってるイメージです。


機首部分を削るにあたり、もう1つ大切にしたいのがレドームラインです。
僕は最終的にシャーペン等で書き込んでますが、削りが左右不均等だったりすると、正面から見た時にレドームが左右不均等になり一気に台無しになります。

なので、「削っては書き込み」を繰り返して、左右均等になることと、上記のイメージに近付けることを目標に作業を進めます。



続いて主翼です。
主翼は前縁、スポイラー、エルロン、フラップの動翼は墨入れした時にしっかり墨が走るように掘っていきます。

スジボリをする時に使ってるアイテムがコチラ。


タミヤクラフトツールのニードルとダイモテープです。

スジボリは必ずダイモテープを使用して掘ります。フラップなど最初から溝がある程度しっかりしてても、事故でニードルが脱線するリスクがあるのでリスク軽減に。。。と言いたいですが、ダイモテープを使用した場合に溝に対して少しでもズラして貼ってスジボリすると、元々のモールドと一致せず掘ることになるので、それはそれでリスキーではあります。

どちらを採用するかは作り手の方針によりますね。

とりあえず一旦スジボリして、仮に墨を流してみたピンボケ汚い画像をどうぞ。



まだ墨がゴツゴツした感じにしか流れてません。なので、スジボリ修正を加えて整えていきます。

さらに今回はコロガードのモールドも浅く掘りました。
このキットはご存知の通り、凸モールドなので、表面はヤスリがけでモールドが消えてしまいます。
意外とコロガードの塗装範囲は難しいので、予め凸モールドを凹モールドに変更可能して、コロガード凹モールドをリファレンスとして塗装をしていきます。

コロガードのモールドは目立ち過ぎると悪影響なので、何となく判る程度の塩梅を目指します。



今回は以上です。