前回の記事ではデカール貼りが終わり、アンテナ、フィン、ギアドアなど小物類の製作をしました。


今回はMD-81製作の最終回です。



まずデカールを貼り終えた機体へ、クリアコーティングを施します。この作業を行うことで、デカールの剥がれ防止、デカール部分の段差除去、艶感調整を出来るメリットがあります。


最近では紫外線カットのクリアも販売されており、僕はまだ効果を実感していませんが、時間が経過した時のデカールの退色や黄ばみを防止出来るのかな??と期待しています。


クリアコーティング作業について。


今回はトータル4回のクリアコートを施しました。クリアコートの前には機体のホコリ、ゴミは静電気除去ブラシなどを使用して十分に取り除きましょう。


一度目は薄め液を加えたクリアを薄く機体全体に吹いて、デカール面がうっすら湿る程度で止めてます。クリアの量はエアブラシカップ半分くらいです。最初から厚く塗ると、デカールがクリアに侵され予想しない不具合を引き起こす可能性があるので、十分に注意します。


①のクリアが乾燥したら、2回目のクリアコートです。今度は機体の上半分&翼関係&エンジンへガッツリクリアを吹いていきます。(乾燥時に困るので、地面に接する部分は吹きません)

主翼やエンジンは持ち手問題が発生するので、この時点では機体に仮差し込みして一緒にクリアコートを行いました。

通常のエアブラシカップサイズで8割ほどの分量の薄め液を加えたクリアを準備して、それらを使い切るまでムラなく吹きます。


②のクリアが乾燥したら、続いて機体下面と主翼、エンジン、垂直尾翼、水平尾翼の裏面を中心にガッツリクリアを吹きます。

こちらも通常のエアブラシカップサイズで8割ほどの量を使い切るまで吹きました。


②③のクリアは厚く吹いてるので、乾燥にも時間がかかります。僕は36時間ほど乾燥させました。

乾燥が終ると、一度紙ヤスリで研きます。

1500番で全体を研磨して、2000番で整えました。


研磨後、この時点で主翼、エンジン、ギア、フィン、アンテナパーツを瞬間強力接着剤で接着しました。


⑥アンチコリジョンライトは毎回、透明ランナーをライターで炙り、伸したいわゆる伸ばしランナーにクリアレッドを塗装したものをナイフで小さくカットしたものを接着しています。





最後に半艶消クリアと艶ありクリアを半分ずつ混ぜ、薄め液を加えたクリアを全体に吹いて完成です!!









合計8回に渡り記載してきたMD-81製作ブログはこれで終了です!

お付き合い頂き、ありがとうございましたm(_ _)m