８月１５日

昨日は８月１５日お盆でしたので、帰ってきていた先祖様を家族でお墓に送り届けてきました。

このお墓には、私が大好きだった祖父や父が眠っています。

じいちゃんは、私が幼稚園の時に死んだのですが、それまでとてもかわいがってくれました。

自身は薬剤師だったんですが、薬剤師は医者が処方した薬を出すだけの仕事と嘆いていました。

医者にならないといけんかった。Ｔａｋｅ４、お前大きくなったら医者になれよというのが口癖でした。

幼少の頃から、地球は太陽の周りを回っていることや心臓や胃といった内臓の役割など、色々なことを教えてくれました。

相撲が好きで、我が家にテレビが来てからは、いつも膝の上に乗せてもらって一緒に見ていました。

おかげで、幼稚園に入る前から、幕内の力士の名前は全部読むことができました。

ただ、医者になれる能力は持ち合わせおらず、私の子供達も無理でした。

じいちゃんには申し訳ないんで、孫の代で実現できるよう願っています。

そんな祖父たち祖先を大事に思う心を子供達に伝えるべく、毎年墓参りに連れていっていましたが、ようやくその自覚ができたようで、もう安心しています。

このお墓のあるお寺は風情のあるとこで、その一部を紹介させていただきます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～若松の高塔山中腹にあるお寺の門～

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～よく手入れされた綺麗な庭～

　　　　　　　　　　　　　　　　～若松の芥川賞受賞作家火野葦平が愛した河童像～

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～火野葦平（代表作：花と龍ｅｔｃ）の記念碑～


８月１５日は日本人なら誰もが知っている終戦記念日でもあります。

１０数年前の８月上旬、日本語が喋れる韓国の取引先の方と話している時、韓国にもお盆休みがあるんですか、と質問したことがあります（工場の稼動状況を確認するため）。

すると、８月１５日は国の祝日ですと答えられましたので、何を祝った休日ですかと何も考えずに聞き返してしまいました。

光復節ですと、漢字で書いて答えられました（節というのは○○の日という意味のようです）。

字を見てようやく意味がわかり、会話が続きませんでした。

世の中には自分達が通常思っていることと全く反対の意味が存在するということを知ったのでありました。