ネット記事などで「自分でカーシートを掃除する方法」をよく見かけます。

カーシート洗浄のプロから見ると、やってはいけないことばかり。

間違ったカーシート洗浄を行なわないためお役立てください。 

 

 

 

◎ カーシートの汚れや臭い、自力で落とせる? 

 

カーシートの汚れをご自身で落とすのは結論から言うと不可能です。 

それどころか事態を余計に悪化させてしまう場合もありますので

まずは以下の三つを覚えておいてください。 

 

◎ スプレーで汚れや臭いは取れません!

◎ 市販のスチームクリーナーでは取り除けません!

◎ 重曹をまいたら最後です!

 

一般的に入手可能な物で汚れや臭いを落とそうとする場合、

市販の洗剤をかけて拭く、こする、スチームクリーナーを当てる、消臭剤をかける、 

といったところでしょうか。

 

しかし、どの方法も汚れや臭いの元、洗剤、消臭剤の成分がその場に残ってしまいます。

特に重曹は真っ白な跡が残る上に成分が強すぎて布地を傷めてしまう恐れもあるので論外です。

 

洗浄前の下処理の画像。スプレーをかけて拭き取る方法は言わば下処理のみで済ませてしまうのに等しい行為

 

それらは後になって更なる悪臭の原因となり、シミになって布地の表面に浮き出てきます。

その状態を何とかするために、また洗剤や消臭剤をかければ同じ事の繰り返しです。

この状態を解決するには、これらをその場に残さないようにする必要があります。

そのためには洗剤で汚れを分解し、大量の水で濯ぎ、その水分を脱水、

つまりは洗濯する必要があるのです。

 

だからといってシートの骨組みから布地を外して洗濯機に入れるなんて事はできません。

ではどうやって洗濯をするのか、それは後に述べます。

 

 

骨組みにしっかりと張り付けてある布地を洗濯する方法とは…
 
 
 

◎ カーシートを汚してしまった!どうするのが正解?

 

では実際にカーシートを汚してしまった場合にどうするかですが

ネットでよく見かけるご自身での処理方法は間違いだらけですので絶対に試さないでください。

 

これはもう、専門の業者にクリーニングを依頼するしかありません。

とはいえ、そういった業者自体が少なく、

また、経験に乏しい業者がその多くを占めているのが現状であり、

実際に依頼する業者を選定するのに色々と不安がつきまとう事かと思われます

 

 

 

◎ カーシート洗浄業者の選び方(技術力はピンキリ!)

 

まずはどんな方でもネット検索などで業者を複数ピックアップする事から始めると思います。

 

しかし価格表にばかり目が行ってしまい、

その業者がどういった方法で洗浄するのかを深く確認しないで依頼してしまい、

結果、失敗してしまった

という経験をお持ちの方が少なからずいらっしゃるのも事実です。

 

そうした方から弊社に再洗浄のご依頼を頂くというケースが、ここ最近になって増えてきています。

 

それこそ冒頭で述べたような、

ただ洗剤をかけて拭き取るだけで後になって失敗だった事に気づいた、という方もおられました。

 

業者をピックアップした後にまずやるべき事は、

ホームページ内に説明のページや動画などがあるか確認し、

そのやり方を充分に確認しましょう。

そんな事はまず無いと思いますが、これを載せていない業者は論外。

どんなに安くても候補から外してしまった方が無難です。

 

そして次にやるべき事は、そのやり方をしっかりと見極めるという事です。

キーワードは先にも述べた「洗濯」です。

ちゃんと洗浄、濯ぎ、脱水を行なっているか、そこが業者選定のポイントになります。

 

こういう方法を採っているかどうかが非常に大事。

 

 

 

◎固定されているシートを「洗濯」

 

洗濯、というキーワードを先述しました。つまり私どもの方法は水を使います。

 

カーシートなど布製品のクリーニングで「水を使わない方が良い」と言う業者もいますが、

そんなことはありません。

 

 

排泄汚れにせよ、飲みこぼしにせよ、洗剤を使用するのであれば、

汚水と洗剤成分をしっかりと濯ぎ、脱水しなければ何の解決にもなりません。

 

そのため高圧洗浄(濯ぎ)と汚水の吸引(脱水)を同時に行えるシステムを弊社は採用しました。

弊社がカーシート洗浄に用いる機材は簡単に言うと布地をその場で洗濯する機材なのです。

 

弊社のシート洗浄の説明の画像や動画に必ず姿を現す透明ノズル、

あれが何を行なっているのかを具体的に説明すると

まずノズルを当てる前に独自配合のオリジナル洗剤をしっかりと馴染ませて汚れを分解し、

 内蔵された金属製の細口ノズルから高温水を高圧噴射して布地を濯ぎ、

外側を囲っている透明ノズルが高圧噴射で濯ぎ出された汚水を同時吸引しています。

この汚水の色が完全に透明になるまで工程を繰り返し最終的に吸引のみを行なう事で脱水すると

「洗濯」が完了した事になります。

 

密閉状態のノズル内部で布地が洗濯されている様子

 

同様の工程を行なえる機材を採用している業者は他にもあります。

しかし、その性能は業者によってそれこそピンキリであり、

また折角いい物を使っていても時間のみを重視して肝心の洗浄が不足している業者も少なくありません。

 

これに関しては実際に電話でやり取りをして、どこまでやってくれる業者なのかを見極める必要があります。

 

それでも決めかねる場合があれば迷わず弊社までご連絡ください。 

 

 

 

◎ カーシート洗浄を業者に依頼する前に

 

 

洗濯の後は必ず干す事が必要になります。

 

しかし、終わった後はそのまますぐ運転してお帰りになられるという方がほとんどかと思います。

運転席以外の洗浄で翌朝まで同乗者も無し、であれば

そのままお乗り頂いて問題はありませんが

運転席の洗浄、或いは複数名の同乗者有りでのご来店の場合ですと

シートの乾燥を待って頂くには

貴重なお時間を割いてご来店くださるお客様のお時間を更に奪う事になってしまいます。

 

ですので弊社の場合は汚れても大丈夫な大きめのバスタオルをお持ち頂き

お帰りの際はシートに被せてお乗り頂くようお勧めしております。

 

ビニールなどは着座姿勢が安定せず運転上、大変危険なため、お勧めできません。

 

2台で来店してシートを洗う方の車は預かり作業で、という方もいらっしゃるかと思いますが

悪戯などの被害の責任を負いかねるため、弊社でもそうですが

お車を預かっての作業は基本的に受け付けていない業者がほとんどです。

 

以上を踏まえた上で、

シート洗浄のご予約をされる際は

充分に時間の取れる日を幾つか作って頂き

業者側の空き状況とも照らし合わせて調整する事が必要になりますのでご注意ください。

 

以上がカーシートの汚れでお悩みの皆様の参考の一つとなれば幸いです。

 

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