スゲえ本 | スキー馬鹿一代の日記

スゲえ本

八木橋拓史さんのブログ で紹介されていましたが…


皆川 賢太郎
皆川賢太郎が教える スキー完全上達

ジャンルや目標は違えど、すべてのスキーヤーが読むべき本!だと私は思います。

皆川賢太郎選手 がこの本の中で一貫して言っていること、それは、


『スキーは外足がすべて』


別にレーサー優位を言いたい訳ではありませんが、

往年の名レーサー、故千葉晴久氏が書いた本、


千葉 晴久
スキーがうまくなる秘密集―速く・強く・カッコよく滑る (1979年)

これにも一貫して同じことが書かれていました。

千葉氏の本なんて、初版が1979年!(皆さん、生まれてますか??)

30年近く経って、確かに用具の変化に伴うテクニックの変化はあるでしょうが、

基本は全く変わらない。やっぱりスキーは『外足がすべて』ですよ!!


あと、賢太郎選手のコトバで、自分自身すごく身にしみているのが、


『ターンの前半はしっかりと板のトップに乗って、スキー板をたわませる』


ってこと。

木村公宣さんとのDVD中の対談でも同じ事を言ってましたね。

これ、はっきり言って今のカービングスキーではなかなか分かりづらい感覚です。

なぜなら、皆さんご存じの通り、

今のスキーってサイドカーブがキツイので角付けだけでスキーって曲がってくれるから。

(あ、コレも決して悪いってことではありませんよ、念のため。)

しかしながら!へっぽこ(=なんちゃって)レーサーのこの私が今シーズンゲットした、

188センチのフィッシャーの板はまさしくこの感覚でスキーに乗らないとタイムが出ない!

…つか、タイムが出ない以前でスキーが曲がらない、ターンが出来ない!!(恥ずかし…)

なので、すっかりカービングスキーに慣れてしまったこのへっぽこテクニックから、

カービング以前の昔の(学生時代の?)テクニックを思い出して、

なんとかこの戦闘力の高いスキー板の性能を引っ張り出そう、と。

(いや、そんなに昔うまかった訳ではないですよ、もちろん。)

フリーでは少しづつではありますが、慣れてきたかな?しかし、ポール中ではまるでダメ男ですね。

ビデオ観てたら自分のターンって全部シェーレンですもん…。

たぶんスキーに慣れる、生かすってだけで今シーズン終わっちゃいそうですね…orz

ま、引っ張り出せれば良しとしましょうか!!


ちなみに木村さんからも、

「180センチ後半~190センチ台の板はターンの前半でトップに乗ることを意識しないと」

とアドバイスを頂きました。


しかし、『言うは易し、行うは難し。』ですね、まったく…。



最後に、皆川賢太郎選手の今シーズンの怪我は返す返すも残念ではありますが、

来シーズンは見た目には“実にあっさり”トップシーンに返り咲くような気がしてなりません。

(もちろん願望も込めて)


がんばれ、ケンタロウ!!