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2023年1月17日(火)
同室のYさん、今日退院の予定でした。
昨日から嬉しそうに荷物の整理をされていて、ご家族のもとに帰れることになってよかったなぁって、私もとても嬉しくて♪
それなのに…
Yさんもまた朝から発熱。
まさかのコロナ陽性。。
腎臓が悪くて透析が必要なこともあり、このまま退院するとかかりつけ医では透析してもらえないらしく、退院延期に…💦
看護師さんたちの前では気丈に振る舞っていたYさんでしたが、1人になってから泣いている声が聞こえてきます。
「なんでこんなことになったん…。今日退院できると思ったのに。あんまりにも辛い…。」
と。
直接お顔を合わせてお話ししたのは一回だけでしたが、約一週間、同じ部屋にいたので私まで辛くなってしまって…
「Yさん…私も辛いです…
やっと退院できるって楽しみにしてたのに…」
と、カーテン越しに2人で大号泣。
そのあと、Yさんは別病棟へ移られました。
家族と離れての入院生活。
同室の方はみなさん、私の母以上の年齢の方ばかり。
寂しさも、不安も、心細さもきっと計り知れないほどある中で、
時には気丈に振る舞ったり、
時には愚痴をこぼしてみたり、
時には些細なことでイライラしたり。
狭いベッドの上だけの世界で、見つけられる楽しみや喜びは本当に少なかったんだと思います。
携帯で暇つぶしを出来るわけでもなく、本を読むことも難しい。
入院してる間、同室のおばあちゃんたちの独り言の中で、
【生きる意味】
という言葉を何度も何度も聞きました。
同じ部屋にいるのに私は何にもしてあげられない。
一番若くて、身体も動かせて、お手伝いできることもあるかもしれないのに、コロナが邪魔をするんです。
せめて、カーテンが開けられたら、顔を見て少しでも気がまぎれるような、面白い話ができるのに。
烏滸がましいかもしれないけど、
【病室での孫】のような存在になれないのかなと方法を考えたけど、
トイレに立つ時にカーテンの隙間から見えるAさんの顔を見て、挨拶をしたり、ご飯食べれましたか?
と声をかけるくらいしかできなかった😢
でも、その時のAさんの笑顔が今でも忘れられません
本当は思い切って、歌でも歌ってみようかな…
と本気で考えたんですが…
勇気がありませんでした😣
いつか、私の両親や、主人の両親がこんな風に入院しなければいけない時が来たら、
絶対に寂しい思いをさせないように、子どもたち、孫たちに会いたいと思ってもらえるように、今からたくさん親孝行しておこう。
今までの私だったら、ずっと仕事優先になっていただろうから。
そんな大切なことを教えてくれた時間となりました。
つづく。
【アルパカのつぶやき】
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