こんにちは。alopecia2016です。
今日はオルミエントについて書いていきたいと思います。
2022年9月2日の日経メディカルの記事が分かり易いのでシェアします。
オルミエントはもともとリウマチのためのお薬として存在していて、
数年前から脱毛症への効果について治験が進められていました。
私が実際に病院でいただいた、「オルミエントを利用される円形脱毛症患者さんへ」という冊子には、脱毛症研究の権威である杏林大学の大山先生のお名前も記載ありました。(私も一度診ていただいたことがあります)
効果について、詳しくは記事の中でふれられていますのでぜひご一読ください🎵
私の記事では、皆さん気になる料金について書いていきたいと思います。
オルミエントは高額なお薬です。なんと、薬価5,274円です!
持病の多い私でも、この金額のお薬を常用するのは初めてなので、事前に支払いには不安がありました。
脱毛症治療で通院しているクリニックでは高額医療費制度利用について先生や看護師さんが丁寧に説明してくださいました。
私は会社の自社健保に入っていて、3割負担が通常です。
これだと、1か月あたりのお薬にかかる金額は45,140円です。
高額医療費制度では、自分の収入に対して、1か月に支払える医療費の上限額を指定してもらうことができます!
上限額のカテゴリは大きく4つに分かれているので、自身がどれに該当するか見てみてください。
①事前に上限額表を申請して発行してもらい、支払い時に見せることで上限額までの支払いで済ませる
②事後に健保が勝手に上限額との差分を口座に振り込んでくれるので、支払い時は上限額以上一旦支払っておく
の2通りあります。私は①を選んでいます。
※参考までに全国健保協会のHPの解説ページです
しかし、私はイの区分に該当したため、1か月の上限が167,400円~でした。
オルミエントは、同じ月のうちに「3か月分」処方してもらえます。
つまり、45,140円×3か月分=135,420円のオルミエントの金額では、なんと上限額に到達できなかったんです。
頑張ってお仕事してお給料をいただくほど、支払わなければならない医療費は上がるわけです。
ジレンマですね…
9か月間続けて様子を見ることが前提のオルミエントだと、このままだと9か月間で
45,140円×9か月分=406,260円、も支払わなければなりません。
私は7年間ずっとウィッグで過ごしているので、ウィッグがむしろ快適だと思っており、日常生活への支障もないので、この金額で「治験結果がよけれど自分に効果があり髪が生えるかどうかわからない」治療を受ける気はありませんでした。
しかし、私の所属している健保には、給付制度なる神制度があったため、今回治療を進めることができました。
"当組合の場合、合算高額療養費が支給される場合に、対象となった自己負担の合計額(ただし高額療養費を除く額)から20,000円を差し引いた額を、後日、当組合から支給いたします。これを「合算高額療養費付加金」といいます。支払いは、病院から健康保険組合に送られてくる「レセプト(診療報酬明細書)」をもとに計算し、自動的に行いますが、支払いの時期はおおよそ診療月の3ヵ月後になります。"(HPより引用)
つまり、1か月の医療費の上限を2万円まで下げてくれるのです。
窓口では一旦45,140円×3か月分=135,420円、を1か月間で支払いますが、
その後3か月後に給与口座に135,420円-20,000円=110,420円、を振り込んでもらえるという制度です。
自己負担は1か月あたり20,000円で済み、9か月続けても180,000円です。
これくらいであれば、進めてみようという気持ちになれました。
自社健保に入られている方は、ぜひこういった自前の給付制度がないかどうか調べてみてください。
ではでは、本日は一旦ここまで~。