どーも、子連れおーかみです。

 

「キスカ」を3週間連続で借り続けた不届き者がいたのと、私が1月中旬の土日に体調を崩したことも有って、更新が1か月近く開いてしまいました。。。年末年始で少しゆっくりした所で、疲れがどっと出てしまったような気がします。仕事が東京にいた時よりもハードになったのも有りますが、やはり寄る年波には勝てないようです。

 

無理をして体を壊しては全く意味が無い。なので、土日無理して早起きするのは止めました。いくら男性も家事育児をやる時代とは言っても、平日タフに働いてくる男性、特に専業主婦世帯の男性は、誰が何と言おうと土日はゆっくり休息すべきです。妻もそれは了解してくれています。

 

まあ、この辺の話題については、また別の機会に「たっぷり」持論をお話しするとして、1か月ぶりにキスカの更新をしたいと思います。

 

霧が晴れてしまった為、キスカ島を目前にしながらやむなく引き返すことを決断した大村艦隊。

 

艦隊が引き返した後も連日同じ時間に指定の海岸への集結を続ける部隊に対し、突然秋谷司令官(藤田進)からの放送が流れます。

 

秋谷司令官:「司令官より達する。幌筵からの来電によれば、艦隊は既に数日前、キスカ突入を断念して反転、帰投せり。従って今後別命あるまで部隊の集結は本日をもって中止する。」

 

絶望に打ちひしがれ、悄然として元の配置へ戻る部隊。そして同じく悄然として艦隊が来るはずだった沖を眺める国友参謀(中丸忠雄)に2名の兵士が走り寄ります。2人は集結時に勝手に隊列を離れた事を国友に見つかり、殴られたのでした。

 

中村上水(上写真左端、演:二瓶正也):「艦隊参謀、済みませんでした。」

国友参謀:「もういい。」

阿部上水(上写真真ん中、演:阿知波信介):「いえ、私たちは今5200名は生きるも死ぬも一緒の仲間だと言う事がじんと来たのであります。本当に悪いことをしました。」

中村上水:「参謀にぶん殴って頂いただけではまだまだ足りません。」

阿部上水:「私たち2人は明日からも毎日、駆け足で浜に集合します。」

 

2人の言葉に思わず涙ぐむ国友。まだまだ希望は捨てません。

 

幌筵に帰投した大村艦隊は、天候が再度出撃出来る状態になるのを待ちます。しかし、その間米軍は上陸作戦の準備を終え、島は以前にも増して猛爆撃を受けることになります。

 

爆弾を投下するB24。特技監督の円谷英二お得意の操演が光ります。そう、爆撃機がちゃんとB24なのが良いですね。ここでB29とか出てきちゃったら、マニアとしては興ざめです(笑)。B17だったらいいけど。

 

 

一方、なかなか再出撃出来ない大村艦隊の若手将校達は、気象係の福本少尉(写真左端、演:児玉清)に嘘の気象データを大村に伝えるよう迫ります。霧が出続ける期間を水増しして伝えて、大村に再出撃を決断させようと言う肚です。

 

「霧の助けは五分、あとの五分は軍人精神で補う」とか言っちゃってますが、この手の考えが日本を敗北へ導いたんだよ。福本は「貴様、何の為に軍服を着ているのか!?」とどやされてますが、彼は兵学校出身ではなく、多分大学出の予備将校なんでしょうね。

 

それにしても「アタック・チャ~ンス!」のおじさんも若いですね!最初、児玉清だと全く気づきませんでした(笑)。

 

福本は大村に霧の続く日数を5日と偽って伝えましたが、大村が出撃を決断し福本に退艦を命令した所で、良心の呵責に耐えられずに本当の事を言います。

 

うなだれる福本を大村は怒りもせず肩を叩いて激励します。「勇気を持て。学者の良心を忘れたのか?」。

 

「勇気を持て」、くぅ~、しびれるセリフですねぇ~。三船の御大しか言えませんよ、こんなセリフは(笑)。ハッとした福本は力強く「はいっ!」と返事をします。もう、これ以降は脅されてもゴマ化さないでね(笑)。

 

一方、一向に出撃する気配の無い大村艦隊に対して、大本営の赤司参謀(上写真右

、演:西村晃)が、自らプレッシャーを掛けに来ます。後の水戸黄門も若い頃はこういう嫌なヤツとか悪役が多かったみたいですね(笑)。

 

大村に辞職を進言するよう要求する赤司を、川島は大喝します。それにしても、山村聰ってこういう怒鳴る役が本当に良く似合います。こんな感じの、昔のニッポンのお父さん然とした俳優って全然いなくなってしまいましたね。因みに、このレビュー書くのに色々調べて分かったんですが、山村聰って旧制一高&東大出身だったんですね。昔の超エリートだ!

 

赤司の来訪をネタに川島と大村が談笑している所に、気象係の福本が入ってきます。

福本は、今度こそ間違え無くキスカ周辺に濃霧が続くと確信を持って大村に報告します。

 

そして7月22日、濃霧が幌筵にも押し寄せて来る中、旗艦・阿武隈に再び出航ラッパが鳴り響きます。

 

先陣を切って出撃する阿武隈。その後に軽巡木曽が続きます。

 

そして海防艦国後。海防艦がクローズアップされるのは珍しいです。

 

陸では、川島達第5艦隊の面々が海軍式の帽子振れで大村艦隊を見送ります。

 

 

濃霧の為、視界は300m、気象は完全に味方です。果たして、今回の出撃は成功するのか?

 

今日はこのくらいにしたいと思います。

 

それでは、また✋!