熱が出ると心細くなる


誰かに心配して欲しい

側にいて欲しい


求めてしまうんだ

口にはしないけれど




頭がぼんやりする

体の節々が痛くて

寝返りをうつのさえ億劫だ


身体は重くて

何をするにも不自由だけど

気持ちだけが先にいってしまう


明日の休みは買い物にでかけたいなとか

そこに女の子がいると嬉しいなとか

誘える相手なんていないけど




薬のおかげで熱と痛みが治まった

夜の静けさは物思いに耽るには最適で

いろんな“したい”が浮かんでくる


TSUTAYAで借りたDVDアニメを見て

Amazonで注文した新譜を聴く




翌日の朝には熱は下がっていて

車のライトの修理がてら買い物に出掛ける


半年前にできたショッピングモールは賑わい

家族連れが楽しそうに週末を楽しんでいる


なんだか ぼんやりとしてきた

お洒落な店がそこ彼処に並び

秋物の新作がディスプレイされている


そんな華やかさとは対照的に

僕は一人歩いていく


賑わいは陽だけではなく陰をも明確にする

ピカピカのタイル 明るい照明


僕は軽い吐き気と頭痛を憶えて

喧騒を後にした



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熱が出たりすると 気付くんだ

僕には体があるってこと


鼻が詰まったりすると解かるんだ

今まで呼吸をしていた事


君の存在だって何度も確かめはするけど

本当の大事さはいなくなってから知るんだ




        BUMP OF CHICKEN 『supernova』


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