落ち着いた日々が怖い
毎日が違うけれど語るまでもない日々が

早朝の住宅街を歩く
仕事に出掛けていく人を見る
コンビニの前で煙草を吸いながら
ジャケットの緩んだ糸が気になる

バイクのサドルに座る猫が
こちらをじっと睨んでいる
僕も猫の眼を見つめながら歩く
猫は僕が眼を逸らすまで見つめ続けていた

するべきことから目を逸らす
そうした毎日を現しているようだ

何をアピールして
何を心の中に隠して
僕は笑っているのだろうか
些細な瞬間が楽しかったりそうでなかったり
ラブソングなんか生み出せないし
ドラマのような恋もない
安心したいんだよ
相手のすべてを知っていたい
自分からは言い出せないけど
わかったつもりでいて
後で墓穴を掘るんだろうな

知りたいことは分からないばかりで
知りたくもないことを知っていく
くだらないゴシップだとか
僕には見せない誰かの一面なんかを