地方出身者が一度は憧れる街 東京

華やかで 自由で 時代の最先端

があるような気がしてた


実際に流行の発信地であり

華やかで若者の街でもある

街にはそれぞれの特徴があって

すべて一緒なわけではないけれど

まるで蟻のように人が歩いてる


ゼミ合宿のバスチケット購入のため新宿へ

埼京線に揺られて三十分程度

決して遠い距離ではない

けれど 僕にとっては遠い場所だった


高層ビルに囲まれて太陽は見えない

それなのに照り返しで茹だる身体

生命保険会社を糾弾する看板

小田急の前の喫煙スペースで

サラリーマンと一緒に眺めて見てた


ユニクロのポロシャツとGパンという姿

なんだか自分が情けなく思えて

逃げるように待ち合わせ場所に向かう



用事が済んで蕎麦をご馳走になって別れる

冷えすぎた空調に上がり過ぎた気温

死にたいなんて思うときがあるけど

そのうち僕らは勝手に滅びるんじゃないだろうか


KUMAと言う海賊版Tシャツを着た熊男と待ち合わせ

嗚呼 彼といるとなんだか安心してしまうんだ

HMVからタワーレコードをハシゴして

マキシモパークのフリーライブを見る

本気で音楽をやる男はかっこよかった


値段の上がったマクドナルドを食べて

紀伊国屋でソラニンという漫画を買う

ヴィレッジヴァンガードで見かけて気になってた

今度誰かに勧めてみようかと思う



たったこれだけの事をしただけなのに

ひどく疲れて眠ってしまった

東京はとても広くて狭い

多分 一生慣れない土地なのだろう


僕には埼玉くらいの土地が丁度いい

ほどよく都会で ほどよく田舎


明日もいい日だといいな