眠りの浅い日中にこなすバイトのしんどさと言ったら何事にも変わることのない睡魔という名の悪魔の成せる仕業であって徹夜明けに見た映画の素晴らしいこと。自分の人生を映画化したとするならばどれだけの人が共感を与え感動することがあるだろうか否そこら中に散らばる何億もの命の中のひとつなど何を与えられるのだろうか。視覚、聴覚の二大感覚を持ってしてもやはり与えることは睡魔くらいなもので僕は今日も店頭に佇み本にカバーをかけて袋に詰めるのです。アルバイトである一個人が漠然と過ごす単調な日々を映像化したらさも滑稽なのだろうなと思うのだけれど陳腐なバラエティー番組よりインパクトは十分であり不十分だ。合計二時間程度の日常生活を個人の視点から固定してノンカットで上映(無声)すれば観客側に100%想像を提供することができる映像界でも画期的で衝撃的な新人として取り上げられて非難罵倒を浴びせられ凹む毎日。そんな幻想を抱くピュアなハートをガッシリ掴んでくれる人募集中。今ならもれなく僕の365日を贈呈できそうな勢い。