今パソコンのディスプレイに向いている僕の眼は

つい先程まで膝元に置いてある雑誌に向けられていた


煙草を一口吸い またディスプレイに目を向ける

文字を打ち付けるキーボードの音 表示される文字

また煙草を一口吸い 部屋に漂っていく煙の行く先を見つめる


そうやって僕は興味を分散させる

今何に興味を持っているなんて言うけれど

大きく括ってしまわなければ興味は腐るほど沸く


書店で目に付いた雑誌に掲載されているアーティスト

僕の好きなアーティストの記事に辿り着くまでに書かれている記事

僕は堂本剛という人物に興味を示す

それは何かの必然か ただの偶然か

何度か気になることのある人物だったが

雑誌の記事によってその興味は今後も続くことになっただろう


煙草の灰がベッドに落ちて灰が持つ熱を消すのに苦労する

そんな想像のできない作業の一つだって興味なのだ

それを言葉にするという作業も興味

興味の矛先はその行方を定めない



ほら 興味は数秒で他に移る

Maeというバンドから高野健一へ

そして藤巻亮太へと移っていく


時間を経過すると共に睡眠欲が顔を出し

重い口を空けて僕に合図を送る

本能という生きていく上での欲求

興味という感情では制御できないようだ