雨上がりの学校帰り

日が傾いたさいたまの夜空を眺め

思いのほかに強く光る星

久しぶりに澄んだ空を目にした

 

淀んだ空気を含んだ街に

こんなにも綺麗な空が隠れていたなんて

僕の目も相当濁っていたんだろう

 

電車に揺られるサラリーマンに

"お疲れ"と心で語りかけながら

繰り返す毎日を過ごしている

 

新しい出会いと必然の別れに

時の流れを感じつつも

実感の沸かない感覚を

胸の奥深くに隠し持つ

 

アルコールの弱いカクテルを

ちびちびと飲みながら交じわす会話

溶けかけたアイスクリームの味

今日のタバコは不思議と美味かった