終電後の駅前を歩く
コートのポケットに手を入れて
白い息を吐きつつ
冬の星空を見上げながら
こんな夜がいつまでも続けばいい
身を震わせながら歩く日々が
胸の奥に隠れた寂しさと
ふと 探してしまう温もりと
牛焼肉丼を一人で食べる
まばらに埋まった席の中で
心地よい疲労と 微かな温もりを
咀嚼した飯を 緑茶と共に
何もかもが続いていく
始発の列車へと
午前中の通勤ラッシュへと
中年のポマードの匂いに
何もかもが繋がっていく
つまらない教授の授業へと
為になる著名人の講演へと
週一回のサークルの集まりへと
ただ 僕の中に足りないのは
欲しい時の人の温もりと
自分だけに与えられた時間と
本当の僕を知る人だけ…