ある程度誰かと親しくなると、
その人が育ってきた家庭環境を想像してしまう。


陰口言わなくて誰にも明るい子なら、きっと両親に愛されて育ったんだろうな。

大人になってからも兄妹と会う?きっと、昔から仲良しなんだろうな。



私は?
両親や兄たちに愛されたのだろうか。

毒親だったわけではないし、虐待もされていないと思う。けど、叩かれる(ビンタ)のは当たり前だった。
手を上げるのは母親だった。
いつも機嫌が悪く、私達が何か気に食わないことをすると、頭や頬を叩かれた。頭を蹴られたこともある。


暴力だけじゃない。言葉の暴力もひどい。


役立たず

できが悪い

産むんじゃなかった


昔のことを思い出すと、ぶたれた時のことや酷いことを言われたシーンが思い浮かぶ。





親にぶたれるのは当たり前なのだろうか。






親になった今なら分かる。





当たり前なことじゃない。暴力で言い聞かせるのは、あってはならないことだ。


「言い聞かせてもわからないから、叩く」


そんな考えもあるけど、それは言い聞かせるのが面倒だから手を出すんでしょ?ビンタ一つで言う事聞くなら簡単だよね。
けどさ、大人のビンタって、子供にとっては恐怖と痛みでしかないんだよ。何年先も嫌な思い出として残るんだよ。

その一振りが、子供にどれだけ大きな傷を残すのか考えてほしい。






母親はとにかく気が短く、癇癪をよく起こす人だ。
そんな母親と結婚した父親は、子供には絶対手をあげない人だ。ただし、事なかれ主義だ。
母親が子供を殴っても、本気で止めようとしない。


殴られたあと、私はいつも自室でこっそり泣いていた。父親は母親の目を盗んで、慰めにはきてくれた。
それは有り難いが、どちらかというと、母親が殴るのをとめてほしかったよ。。



殴る母親

事なかれ主義の父親

そして、私には兄が二人いる。
そんな両親のもとで育った子供も、暴力的で人を傷つけるのが好きだ。

私は一番下なので、暴力の対象は私になることが多い。

【暴力の対象】
母親→長兄、次兄、
長兄→次兄、
次兄→
兄からの暴力は、些細なことが多かった。


冷蔵庫からジュースをとってこなかった
邪魔な場所にいるから
パシリを断ったから

ほんと、どうでもいい内容で殴られてた。


母親と同じく、言葉の暴力もひどいものだ。


小さい頃、私がパイ?かなにかを食べていると、長兄がやってきた。何が気に食わなかったのか、私の目の前に座って悪口を言ってきた。

きもちわりーな

変な髪型。だっさ

お前ばかだろ?

友だちもいねーだろ

私は適当にふーん、ふーんと答えていたが、目からはボロボロ涙が流れていた。
食べていた甘いはずのパイがしょっぱくなっていたのを覚えている。


ドラマや漫画だと、仲が良い兄妹がでてくる。妹大好きな兄や、妹のために奮闘する兄。
羨ましかった。うざいくらい妹を想う兄がよかった。


私達兄妹は、お互いの不幸を願っていると思う。
思う、というよりこれは確かだ。



こんな家庭で育った私。
小さい頃はよく夜空に向かって、

だれか、私をここ(この家)から連れ出してください

って願ってたよ。
結局誰も来てくれず、大学進学を機に抜け出せたけどね。



こうやって昔のことを思い出しながら書くと、涙が止まらない。それでも、その時の私の感情を忘れたくないので、書きとめていく。