グリコ製品が消えたわけ

 

ご存知でしたか?

そういえば、プリンだけでなく、「朝食りんごヨーグルト」や

「トロピカーナ・丸ごと果実感」のジュース類も、しばらく見ていません。

容器の底にあるつまみをプッチンと折ると、プリンがツルン、でお馴染みの

「プッチンプリン」。発売から50年を超える江崎グリコのロングセラー商品ですが、

それがスーパーやコンビニの商品棚から姿を消してしまいました。

 

いったい何が起こったのでしょう。

 

江崎グリコ株式会社は、2024年04月05日付けの自社ホームページで、

【当社基幹システムトラブルに関するお詫び】のお知らせを掲載しています。

 

それによると、「2024年4月3日(水)に切り替えを実施した当社の基幹システムに

おいて、システム障害が発生しており、現在、一部の受発注及び出荷業務に影響が

出ております。…現在、復旧に向け全力で取り組んでいます。」ということです。

 

基幹システムの切り替えでおきたトラブルで、システム上の在庫数と現実の在庫数が

一致しなくなったのです。

コンピュータで処理を行なってきた受発注作業が機能しなくなり、それを人が

やろうとなると、もうそういう規模ではないので、復旧を待つしかない、

ということです。

 

キラキラ商品の生産は通常通り出来るのに、出荷ができないなんて。

     システムの復旧作業は思うように進まず、

     出荷の再開時期は決まっていないようです。

 

キラキラいつもいつも食べたり飲んだりしているわけではないけれど、

    手に入らなとなると、欲しくな るものですね。

  夏に向かってプリンやトロピカルジュースがますます恋しくなります。

 

  「2025年の崖」

 

経営への打撃も深刻です。

専門家は一連の事態の背景に「【2025年の崔】問題がある」と警鐘を

鳴らしています。

 

DXレポート

DXレポートでは、日本国内の企業が市場で勝ち抜くためにはDXの推進が必要不可欠であり、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進しなければ業務効率・競争力の低下は避けられないとしています。

競争力が低下した場合の想定として、2025年から年間で現在の約3倍、約12兆円もの損失が発生すると予測されており、これを「2025年の崔」と表現しています。

 

経済産業省「2025年の崖」www.meti.go.jp/