グリンピースをメインで味わおう
グリンピースが苦手、という人は多いようですが……
4月~6月が旬のグリンピース、収穫したてのものは、本来の甘さや
みずみずしさを感じることができます。ほっくりして、香りも甘みも格別です。
いつもは脇役、添え物のグリンピースをメインに味わってみましょう。
グリンピースのスパゲッティ
材料(2人分)
●スパゲッティ …………………… 160g
●グリンピース(さや入り)……… 250g
●ベーコン ………………………… 30g
●玉ねぎ …………………………… 50g
●ニンニク(みじん切り)………… 小さじ1/3
●水 ………………………………… 100ml
●バター …………………………… 20g
●パルメザンチーズ(粉)………… 大さじ2
●バージンオリーブ油 …………… 大さじ1/2
●塩 ………………………………… 適量
●こしょう ………………………… 適量
作り方
1.グリンピースはさやから取り出し、1%の塩を入れた熱湯で5分ゆでて
取り出す。
2.ベーコンを細切りにし、玉ねぎはみじん切りにする。
3. フライパンににんにくのみじん切り、バージンオリーブ油を入れて
中火で熱し、泡が出てきたら弱火にして炒め、玉ねぎ、ベーコンを
加えて炒める。
4 . グリンピースをゆでた熱湯でスパゲッティをゆでる。
5 . 3 に分量の水、4のゆで汁50ml、グリンピースを加えて沸騰させ、
グリンピースをしっかりつぶしながら中火で約2分煮る。
6 . 5 にバターを入れ、塩、こしょうで味を調え、スパゲッティを加えて
弱火で和え、パルメザンチーズを混ぜて器に盛り、パルメザンチーズを
かける 。
作ってみました:グリンピースとバターのソースがとてもやさしい味わいです。
ベーコンの代わりにあらびきポークウインナーを使いました。それと、
パルメザンチーズ抜きですが、美味しかったです。グリンピースが苦手の人も、
イメージが変わるかもしれません。
グリンピースの潰しが足りなかったことと、火力が強かったせいか、
出来上がりのソースの水分が少なくなってしまったことは残念でした。
一口メモ
グリンピースは食物繊維が豊富です。
豆ごはんやスープにすれば、流れ出した栄養分も逃すことなくいただけます。
ごはんを炊く時などに、さやも一緒に入れると出汁になり、風味が増します。
茹でるときは、沸騰した湯に塩を入れ、中火で2~3分。急に冷ますとしわが寄る
ので、茹で汁に水を細く流し入れながらゆっくり冷ましましょう。
グリンピースの豆知識
グリンピースの栄養
豆類特有のデンプンやたんぱく質、糖質のほか、ミネラル類では、カリウム、亜鉛、銅、マンガン、鉄を、ビタミン類では、ビタミンB1・B2・B6、パントテン酸を多く含みます。食物繊維が特に豊富で野菜類の中でもトップクラスです。不溶性食物繊維の割合が多いので、便秘の改善が期待できます。
また、野菜類の中ではナイアシンが多く含まれ、皮膚や消化管、神経などを健全に保つ働きがあるといわれています。
グリンピースの選び方
むいたものはすぐに乾いてしまうので、できれば、さやつきを選びましょう。
鮮やかな緑色で、さやにふっくらとした丸みとハリがあるものが良いでしょう。
グリンピースの保存方法
乾燥に弱いため、生で保存するときはビニール袋に入れ、野菜室に入れましょう。
購入後すぐに塩茹でするのがおすすめです。茹でたものは冷凍保存もできます。
ぷち情報
関西の「実えんどう」は、「紀州うすい」ともいわれる「うすいえんどう」が多く出回り、卵とじや豆ごはんにして食べられています。皮が薄く、繊細な甘みがあり、グリンピースよりも粒が大きめなのが特徴です。