ハワイのイルカに関する新しい法律(ハシナガイルカの50ヤード、45メーター以内にとどまる事は違法)は2021年の10月に執行されましたが、ここでも書いている通り、いまだに追いかけている常連のドルフィンスイマーはいるのが事実です。

 

先週、「通報したら刑事事件扱いになりました」左矢印記事はこちらをクリック)と言った内容の記事を載せましたが、その後も同じビーチに何度か出向きスイマーたちを観察しました。

 

すると、面白いことが起こりました口笛

 

 

 

私たちがビーチでカメラを構えてイルカを追いかけるスイマー達を撮り始めると、ビーチにいたスイマーの仲間が急いで海に飛び込みイルカを追いかけている人たちに撮影されている事を伝え、追いかけている人たちは一斉に海から上がる・・・というもの。

 

高い位置からビデオを撮っている私たちからはその一部始終が丸見えで、その光景・・・なんだか笑えるニヤリww

 

何もしなくても、追いかけるのをやめてくれるなんて楽ちんチョキ飛び出すハート

 

(*ちなみに、名誉のために書きますが、ハワイでは公園やビーチなどの公共の場での撮影は違法ではありません。もちろん、イルカを追いかける人達が時どき私達にやる様な、カメラを人の顔の至近距離に近付けての撮影は罪に問われる可能性はありますが)

 

この日、海から上がってきたドルフィンスイマー達は、私たちが撮影している場所からよく見える場所でわさわさと集まり、こちらをチラチラ見ながらおしゃべりを始めました。内容は私たちの悪口や今後もイルカを追いかけ続けるための対策などでしょう。よくある事なので気にも止めませんでした。

 

2時間ほど撮影して夜行性のハシナガイルカも湾から追い出され、暑くもなったので海に入ろうということになり、車までスノーケルの道具を取りに行くことに。

 

その時、ドルフィンスイマー達の前を通り過ぎたら、一人のすけべそうなお腹の出たおっさんが話しかけてきました。

 

「Are you Happy?」と・・・キョロキョロ バカみたい・・・

 

自分たちが追い詰められると、嫌味や悪口そしてウソ情報を流すハワイ島のドルフィンスイマーのいつものパターンなので無視しましたが、心の中では「違法になっても警察にビクビクしながらイルカを追いかけ回さなくちゃいけない精神不安定なあんた達よりもよっぽど幸せだよ!」なんて思いましたOK

 

 

やしの木やしの木やしの木

 

 

私たちもできればこんな事はやりたくなくて、ただ、大好きなコナの海に休日に出かけてスノーケルをしたいだけなんだけどねガーン

 

だけど、ビーチに行ってイルカがいて追いかけられているのを見かけたら放っておく訳にもいかなくて、政府各機関に「〇〇ビーチにイルカを追いかける人が〇人いるよー」と連絡を入れたり、撮影をしたり、時間がある時はできる限りのお手伝いをしています。

 

最近ではイルカのビーチを見て回って、イルカがいたら警察各所に連絡も入れています。もっとマメに取り締まりに来てもらおうと思ってチュー

 

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昨日の休日は、ケアラケクア湾に行きました。

湾に着くといくつかのカヤックとスイマー、SUPが見えました。新しい望遠カメラを買ってから、この湾で違法ドルフィンスイマーを陸から撮影したことが無かったので試しに車の中から撮影を始めました。

 

この湾は、違法のリトリートやツアー(ドルフィンスイム、聖地ツアーなど)をやる人や、違法にカヤックをレンタルする人たち、ドラッグ中毒者、そして下手くそなイルカの絵を売って暮らすホームレスが住みつきイルカを年中追いかけ回していたり、ローカルの間では何かと変な嫌な人たちが集まる場所としても有名な場所です。

 

湾がよく見える場所に車を停めていると色々な人たちの出入りが見えました。

 

海ではホームレスのイルカの絵描きRがバシャバシャと水しぶきをあげすごい勢いで泳ぎ、海からは元アル中のJが上がってくるのが見えました。カメラには水中で泳ぐ彼らがバッチリ写っていました。

 

1時間ほど車から撮影をしていましたが、ホームレス絵描きのRとJは私たちの様子に気づいたのか、あっという間に海から上がり湾から逃げて行きました。新しいイルカの法律で彼らがやっている”イルカと一緒に泳ぐ”事は、陸からでも簡単に違法だと判断できる様になったので、見張られていると分かったら、もうイルカの近くにはとどまれない。

 

イルカと泳ぐことだけでしか海の楽しさを感じられない彼らには、イルカと泳げない刺激的ではない海は退屈だろうな。と思う。

 

 

イルカイルカイルカ

 

 

この日は、日本人のドルフィンスイマーもビジネスで人を案内しているのも見かけました。

 

サウスコナのビーチではビジネスができる人たちは限られていて、その権利はすべてハワイアンの血を引くローカルコミュニティの団体にしかおりていません。

 

だから例えば、

サウスコナのスノーケルで有名なホナウナウと言う場所でスノーケルをする時に、誰かにお金を払い車で連れて行ってもらって一緒にスノーケルをするなどのツアーやリトリートは違法ビジネスに当たります。

 

この迷惑日本人ドルフィンスイマーには、もうこれ以上サウスコナ周辺で違法にビジネスをして欲しくないので、このあと、近くのマニニビーチにも立ち寄り、ビーチを運営管理するローカルのメンバーの女性にこの日本人ドルフィンスイマーのしている事を伝えました。

 

ネットに載っていた彼女の写真を見せると、ローカルメンバーの方はこの日本人をよくご存知で「彼女はよく葉っぱを持ってイルカのところに泳いでいって追いかけ回しているわよねー」との事でした。ちゃんとマークしてくれていたみたいグッイルカピンクハート

 

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このメンバーの方の話の中で印象的だったのは、この日SUPでイルカを追いかけ回していた人のことを聞いた時にしてくれた話。

 

ケアラケクアの駐車場から撮影をしていたら白髪のSUPに乗った人がイルカを追いかけていました。ひとしきり追いかけた後、マニニビーチの方角へ帰っていくのが見えたので身元確認のために私たちも同じ方角へ向かいました。するとちょうどSUPの人が海から上がろうとしていたので、メンバーの方に「あの人知ってる?イルカを追いかけていたからビデオを撮ったんだ。NOAA(アメリカ海洋大気庁)とDLNRに送ろうと思って」と伝えました。すると彼女はSUPの人の家と名前を教えてくれました。近所のバケーションレンタルのオーナでしたびっくりもやもや

 

このSUPの方はある時、ビーチの木を切れと文句を言ってきたんだそうだ。

それはなぜか・・・それはビーチの木が邪魔をして、彼女の家から海がよく見えないからだそうだびっくり・・・ローカルたちの声を無視してイルカを追いかけ、そこに何十年も生えている古くて大きな木を、自分が海を見たいから切れと、いやーすごい。

 

イルカを好きな人って自己中な人が多い気がするけど、気のせい?因果関係ある笑い泣き

 

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「木はいい空気を作り出しているにね。自然を一番破壊しているのは人間。すべては繋がっている。自然を大切にしないと人間は生きていけないのに。」と彼女。

 

こんな風にいい気の流れる海のよこで、ハワイの訛りのピジンイングリッシュで話してくれるシンプルなハワイの教え。

 

こんな時は昔のハワイにタイムトリップしたような不思議な感覚になります。ハワイってすごい照れ

 

読んでくれてありがとう!

良い週末をお過ごしください

ALOHA

キラキラ

昇天