昨日と今日はホームビーチでイルカを追いかける人たちをじっくりと観察してきました。
昨日は天気もよくて旦那さんの仕事もなかったので、久しぶりのホームビーチで楽しいスノーケル・・・と思っていましたが、ビーチへ着いてみると駐車場は朝早い時間にも関わらず車がいっぱい。嫌な予感がして海に目をやるとやっぱりイルカが跳ねている、そして、その周りには追いかける人が10人ほど・・・
早速、取り締まりをしている政府機関2つに連絡を取りイルカを追いかけている人たちの状況を報告、機材をビーチまで運び追いかけている人たちの撮影を始めました。
このホームビーチでは私たちがイルカを追いかけている人達を撮影する事は、ビーチを運営管理するハワイアンNPOには話してあって「勝手にどうぞ!」と言われています。ありがたいね。
先日は違法ドルフィンスイマーを撮影をする私たちの苦情を、このNPOに言う人たちがいたけれど、「おめーらがイルカを追いかけ回しているんだからそれを撮影されてもしょうがないんじゃない?気に食わないのなら自分で警察に通報すれば?」と言っておいたよとNPOのトップから報告を受けました
私達はイルカを追いかけている人たちを合法的に撮影して、各政府機関に送るほか、地元の表に出ていない情報を政府やハワイアンNPOの人たちに伝えたり、なんてことをもう7年近くやっています。
ちゃんと政府機関やハワイアンNPOと定期的に連絡をとってやっているから何も問題はないのだけれど、いちいち人に自分たちが何をしているかなんて説明したりはしないので、誤解も多く苦情はよくある事だったりする。もう慣れっこ
ビーチで追いかけている人たちのビデオを撮っていると色々な人たちが話しかけてきますが、中でも多いのがイルカを常習的に追いかけている連中。
自分がいかにイルカを追いかけていないかを長々と説明し、最後にはブチ切れるというのが彼らのパターン。怒鳴り散らしたり、携帯を顔の10センチのところに持ってきて撮影されるなんて1度や2度どころではありません。
別のある人は撮影中に「お前を銃で撃ってやるぞ!?」と脅されたと言っていました。怖っ
だれ?イルカと泳いでいるハワイ島の人達は意識が高いって言ってたの・・・
この2日間撮影していて思ったのは、イルカを追いかけ続けるしつこい常連のドルフィンスイマーはまだいるなーということ。だいたい同じ人。今日は白いフィンでフルウエットの日本人も追いかけていたな
新しい法律(50ヤード、45メーター以内に近づいたら違法)ができてだいぶ減ってはきているけれど、まだね。
でも、この間、取り締まりをしている政府機関 NOAA(アメリカ海洋大気庁)の方とビーチで近況報告会をした時、この常連の違法ドルフィンスイマーたちの話をしたら「最近の現地調査の中で、もうすでにマークしているよ!」とのことでした。よかった。
新しい展開を望みます
今後、サウスコナエリアにはアカデミーを卒業したオフィサーが更に配属されるそうです。すでに配属された若いオフィサー達もやる気満々で、海専用の取り締まりをするチームを新しく作り、24時間体制で海を見張るんだそうです。すごいよね。
これで常連たちも捕まるといいなーと思います。
昨日は撮影を始めて間もなく、目の前の海に突然サメが現れました。サメは小一時間ほど目の前の浅瀬をウロウロしていなくなりましたが、実はこのホームビーチを守るのはサメの神様。私達が撮影していたすぐ横にはハワイアンファミリーが大切にしているサメの形をした岩があるのです
こんなの初めてでびっくり。サメの神様も応援してくれてるのかもね
そしてもう一つ。私の身に何か大きな変化と成長がある時に現れるのがイオ('io)というハワイ島固有種のタカ。日本語ではハワイノスリと言います。
こちらもサメ同様、ハワイの家々に代々伝わる守護動物アウマクアの一つなのですが、今日、ビーチからの帰り道、このイオが私たちの車の真正面の空で悠々と円を描いて飛んでいました。
だよね・・・
この2日間がんばったものね私たち
最後まで読んでくれてありがとう
良い週末をお過ごしください。
アローハ