最近のドローンは高性能です
以前、大学教授がイルカを追いかける人たちの行動学の調査をハワイ島でやった時、調査チームの使っていたドローンは小さくて音もとっても静かでした。映像は高画質で追いかけている人がばっちりクリアーに映っていました。
またある時、政府関係の人が見せてくれたのは、かなりの上空からイルカを追いかけるボートを撮影していたもの。そこにはばっちりボートの詳細が映し出されていました。
そして昨日、
ハワイ島のDLNR(DOCARE)が公開した映像にはハシナガイルカの後を勢いよく追いかける人たちが実にクリアーに映し出されていました。映像は日曜日に行われた取り締まりの映像でした。
ビデオはこちらお見事です
一つ前のブログの記事では、ある男が逮捕された話を書きましたが、今回は33人もの人がイルカをハラスメントしたとして違反切符が切られました。
こういったイルカに関する事件が起きたときは、インスタグラムやフェイスブックで情報をシェアするようにしていますが、今回のこの逮捕劇の記事を載せたら、ローカルも含め多くの人が「DLNRよくやった!」というポジティブなコメントを寄せていました。
どれだけ地元の人たちがこの瞬間を待ち望んでいたか・・・コメントとライクの数でよく分かります
2021年の10月に執行された新しいイルカの法律、捕まる回数が増えれば増えるほど罪は重くなり禁固刑・・・刑務所行きもありえるそうです
最近では長年ハワイ島でイルカを商売道具に使っていた人たちが、この島から続々と引っ越しています。
新しい法律により、イルカと泳げなくなってしまった彼らは、ネイバーアイランドやアメリカ本土に引っ越したり、ハワイに住みながらバハマやエジプト、そして日本などでドルフィンスイムやホエールスイム、はたまたフロリダのマナティーウォッチなどのリトリートを開催して人を集めようとしています。
ですが・・・
イルカと泳ぐ=追いかけることができなくなった彼らの姿はカリスマ性なんてみじんも感じられないただのイルカを追いかけ回してる人といった感じで、彼らが今後も海の生き物たちを商売にして生活費を稼ぎ、家族を養うのは難しいだろうな・・・と私は思います。
ハワイでドルフィンスイムの対象にされてきたハシナガイルカは夜行性なので、昼間は夜の狩りに備えて休息を取らなければいけません。そして、彼らはこの昼間の休息時間に繁殖活動も行います。ドルフィンスイムはそんなイルカの自然な行動を変えてしまう行為です。
ハワイに来た際にはどうか理性を持って、ハワイの生き物たちを適切な距離から見守ってあげてください
彼らを見るための適切な距離
かめ3メーター
アザラシ15メーター
イルカ45メーター
ザトウクジラ91メーター
(ドローンも捜査の対象になります。最近、長年ハワイでイルカを追いかけ回している人がドローンをザトウクジラの真上に飛ばしている映像を見かけました。その距離は20メータを切っていました。
もちろん、通報済みです)
一人一人の
高い意識がいいハワイを作ります。
Malama Hawai'i
アロハの心を忘れずに
読んでくれてありがとう。
よい一日を
アロハ