他人や動物たちのことをけなしたり、自分を正当化する人、動物愛護に意見だけする人ほど何もしてない | 【鹿児島⭐︎動物病院から】飼い主さんとペットの絆を深める心の持ち方接し方を提案 獣医師 浜崎菜央

【鹿児島⭐︎動物病院から】飼い主さんとペットの絆を深める心の持ち方接し方を提案 獣医師 浜崎菜央

鹿児島で動物病院を経営しつつ、飼い主さんがペットに1つでも多くできることを提案できる場として、ペット関連のイベントや講演をしています。
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『殺処分反対』って言って、殺処分している場所やそこで働いている人を悪く言ったり、

 

「この子はもう手に負えない」って言って手放そうとしたり、

 

保護団体に「なんとかしてあげて」って連絡したり、

 

そういう人に限って、自分は何にも努力していない。

 

 

そういう人のほうが多い気がする。

 

 

 

 

偉そうに言うけど、

 

自分は具体的に何をしてる?

 

何もしてないじゃん!

 

って人、結構いる・・・

 

 

 

私は

 

いつも保護活動をしている人に

 

「自分でできる範囲でできる限りですよ」

 

と声かけするようにしています。

 

 

 

みなさん動物が大好きだから、保護活動をしているのだけど、

 

悲しいことに、この保護活動に終わりが来ることはないのです。

 

(いつかきてほしいなと願っていますが・・・)

 

 

いつまでたっても終わらない戦い

 

いつまでたっても減らない

 

終わらないこの長い長い道のりに、途方に暮れてしまうことがあるんです。

 

 

 

もうすこししたら終わる

 

もうちょっと頑張ったらゴールだ

 

と先が見えるのなら、

 

最後のラストスパートだ!と踏ん張りがきくのでしょうが、

 

終わりがない長い道のりは、ときに人を放心状態にし、途方に暮れさせ、無気力にしてしまうもの。

 

 

 

 

この活動を細く長く続けるためには、

 

自分を見失わないこと。

 

 

 

でも、時々全部抱え込みすぎて、自分を見失ってしまうんです。

 

そうなったら、苦しくなってしまう。

 

自分を見失ってしまうから、

 

気がついたら、自分の生活や自分の体に限界をきたしてしまって、

 

自分自身が生きることもできなくなってしまうことだってあるのです。

 

 

頑張って保護活動始めたはずが、気がついたら多頭崩壊に・・・ってことだってあるんです。

 

そのことを前に書いたことがありました。

これ↓

何でも引き受けることが愛情ではない。許容量を超えたときに、猫屋敷犬屋敷になる。

 

 

 

だから、

 

「終わりのない長い道のりだから、細く長く活動できるように、

 

 根詰めることなく、自分ができる限りで」

 

とお伝えするのです。

 

 

 

 

 

 

でも・・・

 

現実はなかなか難しいもの。

 

「自分でセーブすりゃいい問題やろ」

 

って言われる人もいるだろうけど、

 

自分のペースでできないこともあるんです。

 

自分のペースをかき乱すようなことを言ったり、押し付けたりする人がいっぱいいるから。

 

 

 

 

『殺処分反対』って言って、殺処分している場所やそこで働いている人を悪く言ったり、

 

「この子はもう手に負えない」って言って手放そうとしたり、

 

保護団体に「なんとかしてあげて」って連絡したり、

 

そういう人が多いから。

 

 

 

 

 

殺処分場から一人でも多くの子を救いたいからこそ、動く。

 

 

手放されそうになる子に新しい飼い主さんと幸せなときを過ごさせてあげたいからこそ、動く。

 

 

「なんとかしてあげて」って連絡がきたら、ほっとけないから、動く。

 

 

保護している人たちは、みんなそういう思いから、動いちゃうんです。

 

 

 

 

口だけ動かしている人とは違うんです。

 

口だけではなく、自分の体を動かすんです。

 

どんなに仕事が忙しくて、

 

どんなに時間がなくても、

 

なんとか時間を作って、

 

一人でも多くの子たちを救うために頑張ってしまう。

 

 

 

口先だけの人に、

 

保護団体の人や保護活動している人を

 

悪く言って欲しくないんです。

 

 

 

どれだけ頑張っていることか・・・

 

 

 

 

口先だけの人も、

 

誰かに頼るのではなく、

 

誰かをけなすのではなく、

 

自分でできることを見つけてほしいのです。

 

 

 

殺処分してる場所や人のことを悪く言ったり、

 

殺処分ゼロにしよう!というのであれば、

 

野良猫を増やさないようにどうしていくべきか

 

しつけができていない子をどうやってしつけしていくべきか

 

介護が必要になった子をどうやって回復させていくべきか

 

どういうシステムが必要なのか考えてほしい。

 

 

殺処分するところから引き出すことを一生懸命している人がいても、

 

殺処分するところに連れていく人がいる限り

 

野良猫が減らない限り

 

終わらないんです。

 

 

 

この子は手に負えないから・・・と手放す前に、

 

その子に本当に非があったのだろうか

 

自分はちゃんとしつけをしたのでしょうか?

 

ちゃんとその子と向き合う努力をひどくなる前からしたのでしょうか?

 

 

簡単に手放そうとする前に

 

自分のしてきたことを反省し、きちんと向き合ってほしい。

 

手放す自分をきちんととがめてほしい。

 

 

 

 

「なんとかしてあげて」って連絡する前に、

 

自分でできることを見つけてほしい。

 

自分で飼えないから保護団体の人に保護してほしいというのであれば、

 

定期的に保護団体に寄付金を送ることもできるはず。

 

 

 

 

自分にはできないことを

 

他の人が代わってするのだから、

 

自分にしかできないことをして恩返ししてほしいんです。

 

 

 

前に動物管理事務所の人たちへの口だけ攻撃について書いたことがありました。

これ↓

殺処分ゼロって一体?譲渡率に執着する理由は?

 

 

 

野良猫や保護猫に対して人任せの人について書いたことがありました。

これ↓

のらねこの保護

 
 
 
 
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動物が大好きだからこそ、
 
一生懸命頑張っているんです。

 

自分のことはさておき、一人でも多くの命を救いたい

 

そんな思いでみんな必死に頑張ってる。

 

 

終わりがない長い道のりだとわかっていても、

 

自分がもう少しだけ頑張ったら・・・って頑張りすぎちゃうんです。

 

 

 

 

頑張っている人たちが力つきないように、

 

すこしでいいから、自分ができることを一つでも多く見つけて動いてほしい。

 

 

 

 

私のブログに書いてある一つ一つのことを

 

必要な誰かに伝えてあげることだって

 

大事な行動です。

 

 

「さくらねこ活動ってあるんだってさ」とか

 

「地域猫活動ってあるんだってさ」とか

 

知らない人に伝えてあげることだって

 

大事な行動なのです。

 

 

ほんのすこしだけでも、

 

保護団体の方へ寄付してみることだって

 

大事な行動なのです。

 

 

 

それで救われる人、救われる動物がいるのだから・・・