うちのわんちゃんねこちゃん、なんで病気にばっかりなるの?と嘆く前に | 【鹿児島⭐︎動物病院から】飼い主さんとペットの絆を深める心の持ち方接し方を提案 獣医師 浜崎菜央

【鹿児島⭐︎動物病院から】飼い主さんとペットの絆を深める心の持ち方接し方を提案 獣医師 浜崎菜央

鹿児島で動物病院を経営しつつ、飼い主さんがペットに1つでも多くできることを提案できる場として、ペット関連のイベントや講演をしています。
http://www.ruoona.com/
http://www.alohapet.info/

こんにちは。

アニマルコミュニケーションのお話も楽しみに待っていますとたくさんの方からリクエストをもらっている

アラフォー獣医師 浜崎菜央です。


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(私が生まれて初めて飼った動物はうさぎでした




まず、アニマルコミュニケーションに対していろんな考え方があると思います。

動物と話ができるとか、コイツ大丈夫か?

という人も多くいるでしょう。

そういう人はこれについてスルーしてしまえばいいのだと思います。


逆に、これを元に

そういうことってあるんだなぁ

と腑に落ちるのであれば、実践してみたらいいのだと思います。




まず本題に入る前に、私のこと・・・


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診察室に入って、

「はじめまして」の子でも、

「あ、こういう気持ちなのね」

とわかるパターンがありました。


飼い主さんから症状を聞いている間に、ピンと閃くこともありました。
(これは私の第6感なのかも・・・と笑い話にしてたし、ブログでも書いたことありましたよね)



それから、

「そんな持ち方してたら、絶対嫌がる」

とか

「あと数秒後にブチ切れる」

とか

次のリアクションやタイミングがわかることもしばしば。



そういうときは、スタッフに前もって伝える予言的なことをしていました。


伝えるけれど実行しなかったときは、やっぱりその通りになるし、

そもそも、どうしてこのタイミングがわからないんだろうか?

と歯がゆく思うこともありました。



ずっとずっとこの歯がゆさを持ったまま仕事をしてきてたのですが、

最近(アニマルコミュニケーションの学び中)、腑に落ちたんですありがちなキラキラ



あ、私、自然と彼らと会話しているから、タイミングがわかってたんだなハート

って笑



私自身も、知識を詰め込んで頭でっかちになっているところが多くって、

「こう感じる、こう思うけど、そんなはずないわ」

と感じたことを打ち消したり、

自分に余裕がなかったりして聞く耳を持たなかったり、
(これって結構左右されるということが最近よくわかってきました)

そんなわけで、実際全部のことを受け取ることは今現在できていません泣




前から自覚していなかっただけで受け取っていた私・・・

うすうす感じていたことがありました。

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(飼い主さんとわんちゃんねこちゃんたちはお互い必要でお互い学ぶために存在してるんです。)


これは、必要そうだなという参加メンバーのときには、セミナーなどで話すようにしている内容でもあるのですが、



全部とは言わないけれど、

『一部の病気や問題行動の原因は、飼い主さん由来』

ということ。



わんちゃんねこちゃんたちにも心があって、

だいたいの子たちは、

私たち人間のサポートをしたいビックリマーク

と思っているんです。


それなのに、

「人間が偉くて、ペットは飼われている存在」

とか

「ペットには、私たちのことを理解することはできない」

とか

思っている方もいらっしゃるんですよね。



どれだけ、彼らが私たち人間のために活躍しようと考えていることか・・・



ここまで思っていなかったにしても、

どこかわんちゃんねこちゃんたちの気持ちを人と同じように一意見として受け止めていなかったり、

お互いの気持ちに勘違いやすれ違いが起きていると、

病気を呼び起こすことがあるんです。





矢印赤一生懸命あれこれしてあげているのに、しょっちゅう病気を繰り返す

矢印赤多頭飼いのお家で代わる代わる病気をする

などは、この可能性が高いんです。



すんごいわんちゃんたちのために尽くしているお家に限って

すごく神経質になっているお家に限って

病気がち


これもすごく多いパターン。



いい例として、

深く考えずプラス思考でわんちゃんたちと向き合っているお家は

あんまり病気をすることがない。


ということ。


もちろん、例外はあるけれど、

結構この2つのパターンは多く存在しています。


病気をしたら、たくさん構ってもらえたビックリマーク

他の子が病気の時にいっぱい相手してもらっていたから、自分も病気になったら・・・


とか

本当に考えて病気を呼び起こすことってあるんです。



そういう場合は、

どんだけ調べても治らなかったり、

治っても何度も再発したり、

治療をしても効果が出なかったり

するんです。


逆に、飼い主さんのちょっとした行動の変化で、

治っちゃうことがあるんです。



不思議だけど、本当の話。



先日も、

「ごめんね」という言葉の代わりに、「ありがとう」という言葉を言ってあげてください

とお伝えし、

その後飼い主さんが言葉遣いを心がけたところ、

ず~っと生えてこなかった毛が生えてきたというケースがありました。

飼い主さんも私も大喜びハート

おそらく、わんちゃんが一番大喜びしてたはず・・・笑



飼い主さんからしたら、

留守番させてしまって申し訳ないという気持ちから

「ごめんね」

と言っていたのだけど、

留守番もわんちゃんたちからしたら重要な任務であったり、唯一息抜きできる時間だったりして、

本人は苦に思っていないのに、「ごめんね」と謝らせてしまっている

罪悪感を感じてしまうこともあるんです。


飼い主さんが、あなたが留守番してくれていて助かったという気持ちから

「ありがとう

と言葉を変えるだけで、

彼らは『ちゃんと飼い主さんのサポートができた』という喜びを得られるんですよね。




最初にお伝えしたように、全部は当てはまりませんよ。

ただ、こういうケースがであるということ。



最近は、病気の根本が飼い主さんにあるなと思った場合は、

飼い主さんがきちんとわんちゃんねこちゃんたちと向き合おうと心構えができている場合のみですが、

きちんとお伝えするようにしています。


心構えができていない飼い主さんに、

わんちゃんねこちゃんたちの気持ちを伝えて受け取ってもらえないと、

それはそれで、彼らのショックは大きなものになってしまうと思うから。




人と一緒で、病気の原因は、ひとつではありません。

予防法もひとつではありません。

どんなに気をつけていても、病気になることもあります。

どんなに健診をしていても、

どんなに健康に気を使っていても、

病気になることはあります。

病気が学びの始まりになることもあります。
(かく言う私も、自分がガンになったことで学んだことがたくさんありますから)



ただ、わんちゃんねこちゃんたちの病気や問題行動は、

飼い主さんの気持ちが伝染していることが多くあるということ

『原因が飼い主さん由来』であることが多いということ

これを知っていていただきたいなと思います。



まだまだすれ違いのパターンはたっくさんあります。

『亡くなる』こと、『看取る』ことにおいても、すれ違いがあることもあります。


すれ違いを解消するのが私の役目だと思っているし、

すれ違いを解消したお互いの様子は、とても幸せそうに見えます。



そういう姿を見ることができたとき、

私はこの仕事をしていてよかったなぁ

と感じます。

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今までは、病気を治すこと、向き合うことだけにフォーカスしていました。


治せない病気だったとしても、精一杯向き合おうとすること、

飼い主さんの力で何か少しでもできることを提案したいという気持ち、

その根本は、

『飼い主さんとわんちゃんねこちゃんとの心が通い合う』ようにすること

架け橋になること

すれ違いを解消できるようにお手伝いすること


であって、

私が本当にやるべきことは、治療とともに、飼い主さんとパートナーの心のケアなのだ

と私自身最近気づいたのであります。



まだまだ伝えたいことはい~っぱいあるのですが、

今日はこの辺で・・・