連日たくさんの応援メッセージありがとうございます。
病気持ちの先生なんて頼りない、不安と言われやしないかとビクビクしていた
アラフォー獣医師 浜崎菜央です。
カミングアウトすることで、正直、こんなにもたくさんの方から理解されると思っていませんでした。
病気持ちの先生なんて、なんかあったら困る
と言われてしまうと思っていました。
その一方で
私と直接つながりがない方からしたら、私という人間を理解しがたいはず。(繋がりがある人でも上辺しか知らない人は、同じように私が頑張りすぎてる理由を理解しがたかったはず。)
自分の今の考えや言動の由来をお伝えしたい
なぜ今に至ったのかを知っていただいたら、腑に落ちてもらえるかも
と思ったのであります。
人それぞれ感じ方も考え方も違うと思います。
でも、感じるためにも考えるためにも、材料は必要。
私という人間が成長していく過程を知っていただくことが
また違う材料の1つになる。
と思ったのです。
実際カミングアウトしたことで、
今まで以上に大好きになった
会いたくなっちゃった
と言われることも増えました。
嬉しいことで、幸せなことであります。
なんだ?この変わり者の獣医師は?と思っていたかもしれない方からも、
ちょっと気になるけど、近寄りがたいと距離を置いていた方からも、
あたたかいメッセージとともに、友達申請をいただくことも増えました
ご縁に感謝する毎日であります。
私の発信で、勉強になると言ってくださる人もたくさんいらっしゃるのですから。
私という人間、私という獣医師を知ってもらうための材料になった
と思っています。
私は『ペットマッサージ』に対して、とてもとても深い思い入れがあります
ペットマッサージが大好きなんです
マッサージすることも大好きだし、
されている子たちの幸せそうな顔や
それを見てウットリする飼い主さんの顔を見ることが大好き
でも、どうして、こんなにもマッサージを絶賛するのでしょう???
それは、
『マッサージ』には、絶大なる効果がある
ということを、身を持って実感した過去があるからなんです。
私は子宮がんの手術に際して、
子宮がんのサイズがものすごく大きくなっていたこと
周りのリンパ節も大きくなっていたこと
もあり、
お腹の中のリンパ節への転移が強く疑われ、
お腹の中のリンパ節を50個近く取り除いたのです。
リンパ節は、全身にあり、お腹の中にもたくさん存在しています。
そしてリンパ節同士は繋がっていて、リンパ液は全身を流れています。
全身を流れたリンパ液は心臓に帰るシステムになっているのですが、
その中でも、お腹のリンパは、リンパの流れの大通りなのです。
お腹の中のリンパ節のほとんどを取り除いた私は、
リンパの流れの大通りを失い、
わき道を使うことになったことで、
リンパの流れがものすごく悪くなりました。
そのため、普通の人では想像できないくらいの足のむくみが生じたのであります。
(リンパ浮腫ってこんな感じ。私もリンパ浮腫外来の先生に資料写真として撮らせてと言われました💦)
獣医は1日のほとんどを立って診療しています。
立ち仕事をするだけでも、足のむくみは起きるもの。
だけども、私は足のむくみとは無縁の人でありました。
ただ、この手術をすることでリンパの流れは確実に悪くなることが予想されており、
このことから、『仕事復帰は不可能』と言われていたのであります。
さらに、リンパはバイ菌をやっつけるための役割もしているのですが、
リンパが滞ることで、バイ菌が停滞し、リンパ浮腫がある人にとっては、
足を切断しなければならないかも
という危険があるのです。
だから、
犬や猫から噛まれたり引っかかれたりする可能性がある獣医に復帰することは、
このことからも難しいとも言われていました。
残念なことに術後、予想以上に、リンパの流れが悪くなりました。
術後むくみすぎて、皮膚がこれ以上伸びないくらいに引っ張られ、
それによって痛みが生じました。
熱ももっていたし、
何より、両方の足がむくむことで、股がつかなくなり、
歩くたびに股ズレが起きてしまうように。
すれたところは、さらに痛みが強くなり、
そのうち、歩くのも嫌になってしまうほどに。
おまけに、卵巣を取ったことで、女性ホルモンが激減し更年期障害が起き、
ご飯を食べるだけでも、汗だくに。
毎日普通に生活するのがきつくて、
今まで意識せず当たり前にできていたことができなくなったことがショックで、
(当たり前のことができなくなったシリーズはこれ以外にもありますそれはおいおい話しますね)
歯がゆくて、涙を流したこともありました。
(負けず嫌いだから、余計にね・・・)
ラッキーなことに、
私がいたがんセンターには、『リンパ浮腫ケア』担当の看護婦さんがいました。
凹んでいる私に、その看護婦さんが配属となり、『リンパ浮腫』のためのリンパマッサージを教わりました。
それを機に、私の足のむくみは激減し、股ズレも減り、歩くのが苦痛でなくなったのです
『リンパマッサージ』の存在により、私のむくみも気持ちも救われたのです。
そして・・・
今も獣医を続けられているわけの一つに、『マッサージ』の存在があるのです。
仕事復帰してから、『マッサージ』はペットでも必要なのでは?と思い、
辿り着いたものが、『ペットマッサージ』でした。
シニア期のわんちゃん、寝たきりのわんちゃんに特にしてあげたいな
という思いから、学びがスタートしたのですが、
今では、あらゆる年齢のわんちゃんねこちゃんに活かせるもの
というふうに考え方が変わりました。
私が身をもって立証した『マッサージ』効果
ペットにもいろんな効果を与えてくれます。
リンパマッサージだけでも素晴らしい効果であるのに、
ツボマッサージが加わると、さらにパワーアップ
ペットマッサージの効果はこれだけではありません
飼い主さんとのスキンシップにもなるんです
うちの子達なんて、マッサージが病みつきになって、
うちの子達なんて、マッサージが病みつきになって、
マッサージするよー
とポーズをとると、
猛ダッシュしてきて、肩こりのマッサージしてと催促するくらい
毎日続けてあげることで、
マッサージによる効果を実感して、
同時に気持ち良さを体感し、
そして、さらに飼い主さんからの愛情をかみしめることとなるのです。
あ~なんてステキなんでしょう
(一人で浸っておりますが)
最初はマッサージの気持ち良さがわからない子達は、戸惑って逃げようとするけれど、
毎日続けてあげることで、
マッサージによる効果を実感して、
同時に気持ち良さを体感し、
そして、さらに飼い主さんからの愛情をかみしめることとなるのです。
あ~なんてステキなんでしょう
(一人で浸っておりますが)