日本列島は寒波到来のようで…
北日本では、記録的な大雪とのことで、その地方のお住まいの方はさぞや大変かと思います。
…と言う我が家も、今日はSnow stormが来ていて。
短時間でけっこうな積雪量になる予報。
外に駐車した車はわずか1時間足らずでこんな有様。
さて。
前回のブログでは、美味しくて楽しいバースデー(翌日の)ディナーの話しを書きましたが、実はこのところあまり嬉しくない出来事が続いています。😞
【嬉しくない/ショックなこと】
その1:タモキシフェンの副作用らしい不正出血発生:このため子宮・卵巣を検査するためのエコーを受けて、その結果を聞いてきました。
その2:前にもちょっとだけ書いたけど、キッチンの水道の蛇口から水漏れがして、直そうとして旦那が解体したらもとに戻せなくなってしまい、キッチンの水だけでなく食洗器も使えなくなっていました。(色々あって約10日間使えず、かなりの出費に)
その3:1月に受けた乳腺エコーとカイロプラクティックの初診が、保険会社が支払いを全額却下してきました。
トータル日本円にして20万円超え。(約$1,400) ←これ、一番いやな出来事
その4:アメリカ確定申告の準備をしていたところ、自宅のプリンターが使えなくなった。(給紙できなくなってしまった)
その5:今使っているPCの調子も悪く、アメリカの確定申告やブログ書いたり…に支障がでてきている。
もう、ストレスマックスで、せっかくのカイロでの効果も、すぐに頭痛がしてくるありさま。
特に「その3」を考えるたびに胃が痛くなってきます。
乳腺エコーとカイロ1回分だけで20万円ってどう思います?!
MRIじゃなくてエコーですよ!!
世の中…もとい、アメリカの医療制度間違ってる!!!
そこについてじっくり書きたいけど、まだ最終結果が出ていないので、今回は、その1について書きたいと思います。
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乳がん治療(ホルモン治療)で使われる代表的なお薬のタモキシフェン。
エストロゲン(女性ホルモン)の分泌を抑えるお薬です。
このタモキシフェンには色々な副作用があるのですが、代表的なのが「ほてり・のぼせ」などのホットフラッシュ。
私はこの薬を飲んでもうすぐ5年になります。ホットフラッシュや不眠などの副作用は殆ど無かったのですが、もう1つ重大な副作用として、子宮への影響があります。
タモキシフェンを2年以上使用すると、子宮内膜症や子宮体がんのリスクがあがってしまうのです。
確率はとても低いと言われていますが、そのような怖い副作用があるため、日本ではタモキシフェン使用者は、おそらく子宮体がん検査を定期的に受けているのではないでしょうか?
こちらでは、症状が出ないかぎり子宮体がん検査は行いません。
私も最初は何もしていなかったのですが、ある日不正出血が出てしまったことから、婦人科検査(経膣エコー)を毎年するようになりました。
2年前には、子宮内膜が肥厚していたことから、子宮掻爬術という手術型の検査を受けました。
(結果は問題無し)
それから、2年間は全く問題なかったのですが、またもや不正出血が出てしまったんです。
婦人科医に連絡すると、すぐにオーダーを出してくれて、先日の月曜日に検査を受けることができました。
しかし待たされた。なぜか後から来た人はどんどん呼ばれて、私だけ1人待合室にポツネン...
暇すぎて、壁の絵をじぃーっと見てしまった。
しかし、待ち時間が長いと不安も膨らむ。
ついこの間、乳腺エコーで「問題なし」という結果をもらい、安堵していたのもつかのま。
今度は子宮体がんの不安?
ようやく呼ばれて検査を受けました。
検査中、技師がモニターを見ている横顔を除きながら、「なんか、変なものが見えてるんじゃないの?」とまたもや被害妄想的な気持ちになってしまいました。
しかし、検査はあっという間に終了。
🕓
そして、2日後の水曜日。
結果を聞くために、婦人科医(Dr.T)の診察を受けました。
何度も書いてるのですが、この先生とっても気さくで患者思いで明るくて大好き。
そういえば、乳がん告知されたのもこの先生だった。
とても正直で、気持ちが顔に出てしまう先生なので、検査結果が悪かったら暗~い表情で入ってくるんだろうな…と思ったのですが…。
診察室にやってきたDr.Tは満面の笑顔でした。
そして、部屋に入るなり、Elbow bumpをしました。
これは、コロナ禍で人同士の接触を避けていた頃によく見かけたと思いますが、握手やハグの代わりに肘と肘をタッチしあう、挨拶方法。
コロナも落ち着いてきて、このElbow bumpは殆ど見かけなくなりましたが、Dr.Tは今でもずっとこれをしています。😆
そして、結果の説明で最初に言った言葉は、
「あなたの子宮内膜は問題あるような肥厚は見られなかったわ。」
まず、この一言でかなりほっとしました。
ただ、その後の詳しい説明によると、
私の年齢の子宮内膜厚は4mm以下だと子宮がんや内膜症の心配は全くないとのこと。
そして、20mmを超えるとかなり疑いが強くなるので子宮検査が必要とのこと。
私は6.9mmでした。
サイズとしては悪くなかったのですが、4mm以下ではなかったことや不正出血がみられたことを踏まえて、Dr.Tは念のため子宮体がん検査をすべきだと言いました。
その中で2つのオプションをあげられました。
1つ目は子宮内にチューブやブラシなどの器具を入れて子宮内膜を軽くこすり細胞をすこし採取する検査。
これはいわゆる子宮体がん検査です。
メリットはその場で簡単にしてもらえること。
デメリットは「痛い」ことと、ごくわずかの低い確率で感染症を起こす可能性があるとのこと。(これはかなーり低いそうですが)
2つ目は、全身麻酔を行った上で、子宮内膜の広い範囲の組織を掻き出す検査です。D&Cと言われていて、日本では子宮掻爬術といわれるもの。私が2年前に受けたものです。
メリットは痛みが全くなく、目が覚めたら検査が終わってること。体への負担も大きくなく、2日後には全く普段通りの生活ができること。そして1つめの検査より精度が高いこと。
デメリットは、全身麻酔を行うのでその副作用の可能性がゼロじゃない。運転してくれる同伴者が必要。費用が高い。
Dr.Tは2つめのD&Cがおすすめだと言っていました。
なぜなら、1つ目の検査は2つ目より精度が多少落ちるので、結果が問題なくても、また不正出血が出たら検査しなければならず、子宮掻爬術の場合は病理検査をして問題なければしばらくは安心できるからというものでした。
また、現在私はタモキシフェンを飲んでもうすぐ5年になるのですが、もしあと5年追加で飲むようであれば、子宮掻爬術の最中に、「IUS」を子宮内に入れることもできるということでした。
このIUSとは、子宮内避妊システムとも言われていて、主な目的は避妊のため。私は関係ないですね(爆)
ただ、それ以外に、子宮内膜症などの月経困難症の改善や子宮体がんから守る作用もあるそうなんです。
タモキシフェンを飲み続けると子宮内膜が肥厚して、子宮体がんのリスクがあがる。
でも、このIUSを装着すると、子宮内膜を薄く保つことができるみたいです。
Dr.T
あなたはタモキシフェンは5年で終了なの?
私
4月に腫瘍内科医の診察があるのですが、その時に決めようかって話になってます。
Dr.T
そうしたら、D&C (子宮体がんの検査をするための手術)はその後にしましょうね。で、タモキシフェンを10年飲まないのであればIUSは入れる必要ないから。
...ということになり、話は終了しました。
(ちなみに、1月に受けた保険を保険会社が支払いを却下したので、またこのD&Cなんて手術を受けて実費になったら困る…って話をドクターにすると)
Dr.T
もーーーー、本当に保険会社には頭にくるわね。すごくストレスよね。もしうちのクリニックで手術するなら、保険がなんだかんだ言って来たら私がどうにかするから大丈夫! (心強い)
1月に受けた検査の保険が却下されたのは、ドクターでもどうにもできない別の理由があるのですが…それは後日書きますね。
ああ、思い出しても悔しい。
最後に、その保険が利かなかった1月に受けた乳腺エコーの結果ですが、前にも書いたとおり問題はなく、Dr.Tからも「問題ない」のお墨付きをいただきました。
これで晴れて5年生に進級です!![]()
5年って節目ですよね。
特に乳がんでは。
このまま突き進んで10年生になります!
【オマケ】
この婦人科クリニックの入っているビルは、色々な診療科があり、エレベーターももちろんあるのですが、非常口の階段にはこんな椅子が。。。
足の不自由な人が椅子に座ったま階段上り下りできるための電動式椅子。
誰かが使ってるの見たことないけど。
アメリカらしいわ。
婦人科検査を受けているときのメンタル天気: 霧と靄



