久々に乳がん関連のお話。
このところ、還暦祝いに浮かれていましたが、乳がん1回目の手術をしたのが4年前の2020年1月27日。
知らない間に、この記念すべき(?)日が過ぎていました。
残念ながら、断端陽性となってしまい、同年(2020年)2月24日に2回目の手術をしたので、この日が晴れて癌を取り去った日という認識ですが。
そして、それからは乳腺外科医の指示で、年に1回のマンモグラフィーを夏に、さらにその半年後に年に1回の乳腺エコー(冬に)を受けていました。
しかし、昨年1月に受けた乳腺エコーで健側に怪しいものが見つかり、針生検をしました。
結果は良性でほっとしたのですが、あの時は本当に不安でした。
このため、乳腺外科医から
「次回はMRIにしましょう。あなたはとてもDense Breast (高濃度乳腺)だから」と言われていたのです。
MRIは高性能な検査なので、これを受けていればもちろん乳腺エコーは不要。
でも、精度が高いだけに、ちょっとでも怪しい物はどんどん拾ってしまうので、大丈夫なものでも
「要精密検査」となってしまいそうで、その点はちょっと不安はあります。
そんなMRIを本日受けてきました。
場所は勤務先の病院。
朝8時30分の予約で、仕事を少し遅刻しての検査です。
MRI用の更衣室はとても狭くてなんとなく無機質な感じ。
金属類は絶対に身に着けてはいけないので、ピアスも指輪もアップルウォッチも外して、全身検査着に着替えました。
ところで、アメリカの病院って寒い場合が多いです。
うちの病院も例に漏れず、とっても寒い。
冬なのに冷房入れてるんじゃないの?…ってくらい寒い中、ペラッペラに薄い検査着で待つこと30分。
待合室も無機質。
テレビがあるけど、となりのご婦人が電話で大声でずーーっとしゃべっていたので、内容全く分からず。💧
しかも、携帯電話をスピーカーフォンにしていて、相手の声まで丸聞こえ。
本当に大きな声で…きつかったです。
日本じゃあり得ないマナーですね。
しかし…寒い。
途中寒すぎて、検査着(自由に取れる)を2枚追加して重ね着してました(笑)。
ようやく技師さんがやってきて、奥に連れていかれました。
連れていかれた場所も無機質な感じ…
寒そうにしている私に、温めてある毛布を掛けてくれました。
(最初から欲しかった…)
さて。
まずは、造影剤を入れるために静脈注射の針を刺します。
…しかし…💧
私の血管、とってもダメなやつで、見つけるのも大変だし、ありそうな場所でもすぐに逃げてしまうのです。
最初に刺した針は、全く血管に入らず、技師さんは
「ごめんなさいね。別のスタッフにやり直してもらうから」と言い、もうちょっと針を刺すのが上手というスタッフに変わりました。
…しかし… 💧 💧
次のスタッフが刺した箇所も、うまく静脈に入らず、彼女はその針を刺したまま
グリグリグリグリグリグリグリグリ・・・・・
と針を皮膚の中で動かしまくり・・・
「痛い!!」と叫んでしまいました。
かなり痛かったです。
彼女は「ごっごめんなさいね。ここに確かにあるのよ。だけどどういう訳か入らないわ!」と申し訳なさそうに、針を抜きました。
そして、
「こうなったら手首から入れるわね。ここならしっかりした血管があるから…」と言いました。
がーーーん。
痛いやつだ。
最近、点滴や造影剤を入れる際に、必ず手首コースになってしまいます。
技師さんが下手というわけでなく、私の血管がいけないんだわ。
結局、手首はとても痛かったけど、1発で静脈にヒット。
↓これは検査後の写真ですが、痛々しい…。
現在、3か所が内出血しています。
さて。検査開始となりました。
まず、頭にシャワーキャップのようなものをかぶり。
そして、ガウンをはだけて(乳腺なので)MRIの検査台にうつ伏せに寝ます。
MRIはうるさい音がするので、耳栓をするか音楽を流すかどちらが良い?と聞かれ、音楽を選択。
しかし、毎度のことながら、MRIの音がうるさすぎて、音楽なんて全然聞こえないんですよねぇ。😅
検査はおよそ20分。
ガンガン、カンカン、グワングワン…といううるさい音も、もう慣れっこです。
あんなにうるさいのに、途中寝落ちそうになりました。(笑)
🕗
検査は無事終了。
急いで着替えて職場に戻ったら、検査を受けたオフィスから電話が来ていたようで、留守電が残っていました。
え…こんなに早く…!
留守電は
「至急折り返し電話ください」と言ってる。
😱😱😱
検査で悪い物が見つかると、通常すぐに電話が来ます。
😰😰😰
とても不安な気持ちになりながら、折り返し電話をすると
さきほどの義姉さん あっ お電話ありがとう~。さっきはお疲れ様。あのね、検査の時に問診するの忘れちゃってぇ、いくつか質問があるんだけど、答えてもらえるかしら?
私 (胸を思い切り撫でおろし) あ…はい。
確かに、今日の検査では問診が全くなくて「???」って思ったんです。
通常、患者さんの通訳に行くときでも、たいてい検査前に問診があるし。
ただ、事前に問診票も提出していたから、質問されなかったのかなぁ???なんて軽く思っていたのですが。
聞かれた内容は、
- ドクターが私にMRIが必要とした理由。
- 前回マンモグラフィーを受けた年月
- 前回エコーを受けた年月
- 乳がん手術を受けた年月
- 抗がん剤は使ったことあるか?
- 放射線治療はしたか?したとしたら、その年月
- 現在投薬中か?ホルモン剤は飲んでるか?
等でした。
電話を切って、かなり安堵しましたが、結果はまだ分かりません。
次回の乳腺外科医の診察予約は再来週。
でも、来週半ば頃には、ポータルサイト(患者が見れる医療記録のページ)に結果は上がっていると思います。
それまではちょっと不安ですが、そんなわけで今年の乳がん検診のメインイベントであるMRIは無事終了しました。
あ、もう1つ不安材料。
それは費用。
私の今加入している保険では、MRIは高額医療なので、必ず$500請求が来ます。(Co Payというもの)
その他、技師の手数料や施設使用料など、多々の請求が来る予定。
アメリカの医療費は本当に高い。
良い保険に入っていたら自己負担も少ないのですが、うちの職場は(病院のくせに…ボソボソ)とても悪いのです。
あ~、慢性金欠病も既往歴のリストに入れなきゃです。。。
【関係ないオマケ】
今日のニャンズ
本当に関係ないっ!
針を刺されてグリグリされたときのメンタル天気:雹に降られて当たりまくった気分