「アメリカで乳がん」というブログタイトルのことをすっかり忘れているような記事が続いてますが(苦笑)、今月は10月。
乳がん啓蒙啓蒙月間です。
飲食のことばかり続きましたが、今回は久しぶりに乳がん関連を書きます。
ちょっと長いので、乳がん関係にご興味無い方はスルーしてください。
ハワイ島旅行記が思いのほか長引いたので、最近のブログの事柄が前後しまくっていますが、去る10月4日に半年毎の腫瘍内科医の診察を受けてきました。
私が乳がんと診断され手術を受けたのが今から2年8か月前。
それからは治療も落ち着き、毎日飲むタモキシフェンと半年毎の腫瘍内科の診察、そして年1回の放射線医師および執刀医の診察が定例となりました。
(放射線医師との診察は次回で終わるかも)
最近ね…タモの飲み忘れが続いてます。
今月に入って4回も飲み忘れました(^^;)。
やばい。
さて、今回メインの腫瘍内科医の診察のお話。
前回は、かかりつけのDr.Oが産休となってしまい、急きょオヤヂ初老男性医師(Dr.B)になってしまい、このDr.Bが本当に適当な診察でもう二度とかかりたくないって思ったのに、次回の予約もこのオヤヂDr.Bで入れられてしまいました。
なぜなら、当時まだDr.Oの復帰の時期が確定していないという理由で。
前回の記事
上の記事にも書きましたが、Dr.Oが復帰する見込みの7月半ばに早速オフィスに電話をしました。
私:Dr.Oの患者のCarrieです。前回はDr.Oが産休だったのでDr.Bに診てもらったのですが、次回10月の予約も彼で入ってるので、もし、Dr.Oが復帰していたら彼女に変えたいんですけど…。
スタッフ: ええと…そうですね。あなたはDr.Bで入ってます。今後はDr.Bの患者となりますが、問題ありますか?
えーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!😱😱😱
(勝手に決めんなっ)
私(かなり鼻息荒く):いえっ それは困ります。Dr.Oは復帰されてないんですか?
スタッフ:復帰されたんですけどね、ここのオフィスにはもう来てないんです。〇〇オフィスのみになりました。
*〇〇オフィスとは、この病院系列の腫瘍内科医に変えた最初の頃に通っていたオフィス。家からはちょっと遠いです。
私:そこっ!!そこ行きます!そこでいい!彼女に戻してください!もしそれが無理なら女医にしてください。(あのクソオヤヂドクターだけは絶対に嫌!…とは言いませんでしたが)
スタッフ:あっ はい。分かりました。そうすると日時が変わってしまうけど、良い?
私: 全然!喜んで!
…というわけで、無事にDr.Oに戻ることが出来ました。
前置きが長くなりましたが、診察当日。
予約時間より5分前に到着。
受付を済ませる。
…が。
呼ばれない。
いつものごとく、後から来た人がどんどん呼ばれるのに私は全然呼ばれない。
30分ほど待ったところで受付に行き訊ねた。
私:あのぉ~。私の予約10時15分なんだけど、もう30分以上待ってるのに呼ばれないんですが、まだかかりますか?
受付: 大丈夫。あなたの予約はしっかり入ってるし、誰も忘れてないから!すぐ呼ばれるわよ。
(答えになってない・・・💧)
仕方ないので席に戻りしばらく待つ。
結局50分待ちました。なんで?
やる気なさそ~なナースに呼ばれて体重と血圧測定。
その後採血だったんですが…
最初左腕に針を刺したものの血液が出てこない。
ナース: あれ?出ないわね。
…と言い、針を刺したままぐりぐりと針を動かす。
私(思わず):痛い!!
と叫んでしまいました。
ナースはしばらく針をグリグリ動かし続けましたが、血液が出てこないので「仕方ないわね」と言い針を抜いたら
💥
血がドバーーー! 💉🩸
慌てて脱脂綿をあてがい、包帯を巻いてもらう。
左腕はもうダメなので右腕で採血することに。
ナース:今度はもうちょっと細い針にしてみるね。
私:ハイ・・・。(勘弁して‥)
針を刺したものの、すぐには血液は出てこなかったけれど、しばらくしてようやく出てきました。
はぁ~。私の血管も逃げやすいみたいで失敗されたことはあるけど、今回の失敗はかなり酷いものでした。
しばらくは左腕の針を刺したところが痛かったです。
下手なスタッフに当たると辛い。
うちの病院では採血で1度でも失敗したら、患者にすごい平謝りするのに、このやる気ないナースは謝罪の言葉も無し。
帰宅して包帯取ったらこんなんなってた。
やる気ないナースはやる気なさそうに私を診察室に案内して出て行きました。
それから待つことさらに20分。
暇だから毎回同じなのに診察室の写真を撮ってしまう。
今日の待ち時間はいつもに増して酷い。
ようやくDr.Oがやって来ました。
彼女に会うのは実に1年ぶり。
ドクター: 元気でした?
私: はい。(←でも待たされまくったのでちょっと顔が不機嫌)
Dr.Oは乳がんの話しは置いといて、いきなり骨粗しょう症の話しをし始めました。
ドクター: ちょっと再確認したいんだけど、骨粗しょう症の治療のための治療薬は飲んでいないのよね?
私:はい。かかりつけの内科医が処方を検討したんですが、飲み薬(ビスフォスフォネート)は消化器への副作用が強いので、内科医が私のかかりつけの消化器科医と話した結果、私に処方するのは難しいという見解で…。
ドクター: この飲み薬以外に点滴による治療薬もあるんだけど、それは胃に副作用無いのよ。その話しはされた?
私:はい。ただ、点滴ができる施設が私が通っていた病院にはキャンサーセンターしかなくて、当時のOncologistに相談したら、私の保険じゃカバーしないから無理って言われました。
ドクター: それは聞いてみないと分からないじゃない。それなりの理由があれば保険はカバーできるはず。私もカバーされるかどうか確認してみるわ。その前に、あなたの消化器科医とお話させてもらいたいので、名前と電話番号教えて。
さすがに電話番号は分からなかったけど、名前を伝えるとDr.OはPCで医師の情報を調べて私の目の前で早速電話しました。
結局、消化器科医は診察中ということでメッセージを残して折り返しを待つ形になったんですが。。。
驚いた。
前回、Dr.Oに会った時までは、彼女は質問には詳しく答えてくれたけど、私の治療についてここまで時間裂いて色々する感じでは全然なかったんです。
前回だって私が骨粗しょう症で、薬による治療してないって知っていたはずなのに。。。
彼女に何が起こった?
私:今年の3月に骨密度検査を受けて、その結果をプリントアウトしたのでこちらお渡しします。その前の結果もあるので比較してもらえますか?
ドクター: あら、ありがとう。…うん、若干改善されてるわね。
私: 運動とカルシウムしっかり摂ってます。これで薬無しでも今後も改善されませんか?
ドクター: 改善はされているけど、骨粗しょう症には変わりない。薬の投与をしなければ腰椎の骨折のリスクはどんどん上がるだけから薬による治療を強く勧めるわ。
そうなんだ・・・
私は薬無しで年々改善されると思っていたけど、甘かった。
加齢により、骨がどんどんもろくなっていくのは健康な人でも同じこと。
既に骨粗しょう症になってしまった患者は骨の劣化も加速の一方だとのこと。
先生が推奨する点滴による治療は、年に1回(もしくは半年に1回)というもので、消化器系への副作用は無いとのこと。
ただし、顎の骨の再生が出来ないという別の副作用があるため、この薬を投与している時にインプラントや抜歯などの歯の外科的治療が出来ないとのこと。
私: 今、奥歯に2本インプラントあるんですけど!!
ドクター: 既にインプラントされてるものは大丈夫。これから手術をするってのがダメなので、インプラントの予定があれば、この薬を投与する前に済ませておかなければならないの。
なるほど。。。
ドクター:あと、ほーーーんの僅かの確率だけどHip Fracture (股関節骨折)のリスクが上昇する副作用があるの。
えーーーっ 骨粗しょう症の治療薬なのに骨折のリスクが上がる?!?
私: それは困ります。それなら受けたくないなぁ。そのわずかな確率ってどれくらい?
ドクター: ええと… 0.2%ね。
この数字。ぱっと見は小さいけど、どうなんだろ? 1000人に2人と考えると低いは低いけど・・・
薬の副作用の数字的にはそこまで低くない。
高くないけど、万が一起こったら大変。
ドクター: とりあえず今は消化器科に、飲み薬が難しいという背景を再度確認して、保険会社に点滴が可能か確認するわね。あっそれから歯科医にも確認しなきゃ。歯科医の名前わかる?
実は、この日の前日に歯科医の定期健診に行ったばかりなので、先生の名前と電話番号を伝えました。
しっかし、びっくりだー。そこまでするか!
私の骨粗しょう症そんなに悪いの?
でも、前回の結果では、かなり改善されてると思ったんだけどなぁ。
私: そこまで骨粗しょう症の改善を求めるということは、今飲んでるタモキシフェンが良くないってことですか?アロマターゼ阻害剤の方が閉経後の乳がん患者には効果あるので切り替えたほうが良いってこと?
(*私の年齢だと通常はアロマターゼ阻害薬が第一選択薬なのですが、骨をもろくするという大きな副作用があるため、骨粗しょう症患者への投与は慎重にならなきゃいけないのです。)
ドクター:いや、それは大丈夫。タモキシフェンでもあなたの乳がんには十分効果あるから。
うーん。。。じゃなぜ?
やはり骨粗しょう症による股関節や腰椎骨折のリスクを重視してるのかな?
それ以外にも色々細かい話しをしましたが割愛します。
最後に最近乳がん検査を受けたか?という話しをして、マンモやエコーの検査結果を報告し、胸の触診をしてくれました。(昔は触診無かったんですよ。これもびっくり)
問題無いとのこと。ほっ!
この日は、診察になんと45分かかりました。そんなに時間を取ってくれたことにちょっとびっくり。
ドクター: あなたのかかりつけの医師たちや保険会社とのやり取りがクリアされたら、静注(点滴)治療を開始したいの。とりあえず、3か月後に予約を入れてね。もちろんこの薬を受けるかどうかはあなたが決めることなので、受けたくない場合は受けないで良いからね。保険が通らないなどの何か情報があったら連絡するね。
ってことで、診察は終わりました。
次回の予約(診察兼点滴による骨粗しょう症治療)は年明けすぐの1月10日になりました。
私の友人や知人で骨粗しょう症と診断されている女性が何人かいますが、皆さん確かに薬(飲み薬)による治療しています。
運動…といっても緩~いウォーキングとカルシウムサプリだけで骨粗しょう症を治すのはやはり難しいみたいです。😔
点滴による治療を、私が加入しているケチな保険会社がカバーしてくれるか分からないけれど、、、
とりあえず、次回点滴を受けられるかどうかは様子見です。
【オマケ】
アメリカのサプリや錠剤は1粒が大きいことが多いです。
こんなの、よく飲みこめるわね・・・ってサイズ。
私は喉の反射が激しいので飲みこめないサプリや薬が多々あります。
特にカルシウムサプリは超特大サイズ。半分に割っても厳しい。
そんな中、ようやく見つけた小さいサイズのカルシウムサプリ。
その分、1回2錠飲む必要がありますが、飲み混めるので余裕のよっちゃん。
今から薬飲むのに苦労してたら、おばあさんになったらどうなるのかしら・・・。
待たされまくったときのメンタル天気: イライライライラ・・・ゴロゴロゴロッゴロ雷