あれから一週間が経ってしまった
まだ余韻を噛み締めている

とんでもなく良かった

横浜でバースデーコンサァトがあるなんて
それだけでも嬉しかった

控えめに言っても
今までで最高

構成も緻密で
内容も素晴らしくて
ギターうまっ!
鼻濁音の抜け方好き!
歌うますぎっ!
そして何より、熱量が振り切れてる🔥

私、目を見開いて口も開いてたと思う
「スゴイ、スゴイ、いまスゴイの見てるよ
この場に立ち会えて良かった」
と何度も噛み締めていた

"独演会"という形で
12,000人と対峙する宮本浩次57歳
立ち見席まで完売

たった一人で
間延びしないのか
間延びさせないように荒れ狂うように歌い
ギターを掻き鳴らし続けるのか
だとしたらソロの曲は
高音が多過ぎないか
喉は大丈夫か
始まるまでのそんな思いは
まったくの杞憂に終わった

ソロの曲だけでなく
エレファントカシマシの曲もたくさんあった
(エレカシ12曲、ソロ12曲、カバー4曲)
エレカシの曲のトーンが好きな私は
とても喜んだ

コンサートで生歌を浴びると
自分でも気づかなかったスイッチをオンされる
それが涙となって流れる

わけもなく涙が溢れた曲、
→ 部屋、やさしさ、獣ゆく細道、
(特に特に"やさしさ"は、もう、きゃーーん!となった。ベースのような低音ギターのリズム、絞り出すような声、まるでブルース、史上最高)

メッセージを受け取り号泣
→ ハレルヤ "信じてみようぜ自分"

生きてるーーーー!っていう
生命エネルギーがポンポン弾ける
ドカーーンと破裂する、渦巻く

ギター1本で12,000人の前で
これだけのことができるのか

なんじゃこれ

宮本浩次自身が生きる芸術作品
生身の人間のパフォーマンスと思えない

初めての会場のぴあアリーナは
腰が痛くならない椅子だった
(もたれる暇なく、しゃんと座ってたからかも)
ドリンクホルダーがあった

なにより音がいい!
宮本浩次の声がそのまま届いた

映像、画面の使い方も良かったなー
左右に全身が映る縦長のモニター
上には横長で顔や手元がよく写るモニター
双眼鏡要らず
と言いつつせっかく生の本人がいるのだから
なんとか肉眼で見たくて
双眼鏡もガン見
でも、覗く穴の淵に涙が溜まった

どれだけ稽古をしたのだろう
何回通したのだろう
カメラワークまでちゃんと押さえていた
舞台に出てくる前から
舞台を去った後まで見せてくれた

できる限り舞台では一人を通したかったのだろう
イヤモニがこんがらがってたので
一度だけ直しにスタッフが駆け寄ったら
「ビックリした!」となっていた

エレカシのステージの時は
声と楽器の音のバランスが気になるのか、
一曲ごとに上げ下げをスタッフに手で合図しているのを見るけれど
今回はそれもとても少なかったようにみえた

繊細な耳を持っているのだろう
この人にしか聞こえない音があるのだろう

皆んなが手拍子を制する場面があった
相当やりにくかったんだろう
気を遣いながらも優しく制していた
私もしっかり聞きたかったから嬉しかった

みんなに「おめでとう!」と言われても
決して「ありがとう」とは答えず 
「おめでとう、みんなおめでとう」と返す

そんなところにも人柄があらわれる


「my room」
というコンセプト
そういうことだったんだ
本当に部屋に見えてきた
とてもよかった

毎回、最高が更新されていく
驚異的な57歳の芸術作品だった

この日は私的にもとても印象的なことが重なり
新たな私の誕生!の日になりました
→(勝手にそうした)

自分を信じて
新たな自分で出発することを
後押しをされた気持ち
忘れないように深く胸に刻む

ありがとう




セットリスト

宮本浩次 バースデーコンサート2023.06.12
ぴあアリーナMM 「my room」

第一部

通りを超え行く

部屋
解き放て、我らが新時代
孤独な旅人
きみに会いたい-Dance with You-
悲しみの果て
やさしさ
翳りゆく部屋
二人でお酒を 
夜明けのうた
ココロに花を
冬の花
First Love

第二部
こうして部屋で寝転んでるとまるで死ぬのを待ってるみたい
赤い薔薇
この道の先で
月夜の散歩
獣ゆく細道
恋におちて
rain-愛だけを信じて-
君がここにいる
sha・la・la・la
passion
昇る太陽
ハレルヤ

アンコール
冬の夜
P.S.l love you

バックヤード
いつもの顔で に乗せて