姉が引っ越す

鎌倉へ


逗子葉山鎌倉

ずっと言ってた、海辺暮らし

ついに実現

理想を現実にする人



2人で鎌倉を旅したこともあった

熱を込めて案内された

もうすでにあの頃から

ここへ向かってたんだな



姉は

ゼロからイチを創り出す人

凄いエネルギーを必要とする

それをサラッと見せかけて
(当たり前だけど実は大変)

ひねくり出す人


創りあげたら納得

興味は次へ向かう



全てをゼロに戻し

違うイチを創りに旅立つ

その時姉は

破壊的なパワーを発揮する



それは

できない人から見たら、




憧れ




強い人だと思われるけど

実は繊細で純粋な人



その姉が

ついに関西を離れる時が来た


実感が湧かずに

寂しくないと思ってたけれど


関西へ戻ってくる理由も見当たらない

このまま

遠くへ行ってしまうのか


それは

姉がお嫁に行ってしまった時の

喪失感を思い出させた


いつも近くにいると思ってた人が

遠くへ行ってしまう

あの、喪失感


それは

距離ではなく

別の世界へと行ってしまうような

価値観がすれ違ってしまうような

奪われたような

喪失感



あの時に近い気持ち



5つ違いの私たち

小1の私と、小6の姉

放課後遊んで欲しいのに

金魚のフンみたいやからやめてーと

よく、巻かれた


私中2の思春期、姉女子大生、

夜の街を教えてもらった


私高1、姉20歳で結婚と出産、

学校をサボって姉の新婚家庭に入り浸り

可愛い可愛い姪っ子の

オムツ替えから離乳食

トイレトレーニング

一緒に色々経験した

あー楽しかった

私も育てた気持ち



その後私も結婚出産

子育てを通じて色んなことを教わり

ここ数年は

ゼロからイチを次々と生み出し

あちこちなにかを撒き散らしながら進む

姉の背中を追いかけた



何ができるわけでもないけれど

時間が許す限り

ただそばに駆けつける

それだけをやってきた


声がかかるということは

SOS

人にお願いすることが苦手な姉の

SOS


お陰で汲み取り能力が高まった


関西最後の日に

私は人に頼むのが苦手やから

お母さんは

妹を産んどいてくれたんかなぁ

助かったわぁ

と言っていた




これから

大好きな孫との

人生の第4ピナクルを

楽しむ姉

心豊かな姉


次は何をやらかすやら

楽しみ


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相変わらず

感情が湧いてくるのが3日後の私

しっかり泣いたらスッキリした


いってらっしゃーーい


また駆けつけるよ!