今日はなんだか疲れました…

私はいつも、午後から閉園まで仕事をしています。

昼間は、担任クラスにいますが、夕方6時以降は、延長登録をしている子供たち(0歳児~5歳児クラスまで登録している子供は一緒に過ごしています)と、夕方の補助食を食べて、そのあとは、自由遊びをしてます。

私は、この遅い時間の仕事をするようになって、いつも思うことがあります。

それは、朝早くから保育園で過ごしている子供達。
夕方の残りの短い時間位、ゆったりと過ごして、お迎えを待ちたい…ということ。

ゆったりと過ごす中でも、保育園での生活や人として生きていくことに必要なルールや約束事は守るよう知らせています。

その中で、普段、日中は自分でちゃんとしている、出来ていることも、夕方、何だか少ない人数で、甘えたい気持ちがでてくることもあります。

私は、その気持ちは、決してわがままだけじゃないんじゃないかなと思ってます。
保育園は、12時間開園です。
朝早くから来ている子供達は、夕方には、もうすでに、10時間位保育園にいる子供もいます。
私達大人は、8時間労働(拘束9時間)です。
同じように大人も過ごせば疲れるし、もう頑張れないよーと弱音を吐きたくなることもあると思ってます。

そんな、想いがある中…

今日は金曜日。
疲れもたまっている頃。
ある女の子(以後、Aちゃん)が、夕方(私が担当する時間より前)、自分で靴や靴下を履くことを嫌がりました。

そのときに、当番の先生は、自分でやる方向に話し掛けをしたようでした。

延長番の時間になっても、Aちゃんは延長番の部屋に来ないので、私はてっきり、お迎えが早くて帰ったのかなーと気楽に考えてました。

でも、違ったんです。

少し時間が経ってから、非常勤さんに、
『ショコラ先生、Aちゃんはまだ部屋にこれないと思います』
と、声をかけられました。

たまに、片付けが終わらず、部屋に来るのが遅くなる子供もいますが、Aちゃんは、そういうタイプではありません。

みんながおやつを食べ始めても、来ない。

私は、気になって見に行きました。

すると、当番の先生と、一対一で話をしていました。

Aちゃんは、言葉や態度で自分の思いを表現するのが、あまり、上手なほうではありません。
うまく表現できなくなると、黙ってしまいます。

案の定、長い時間かかっても、話し合いは終わらず、当番の先生が納得するまで、Aちゃんは黙ったままでした。
お迎えの時間もあるし、そろそろ補助食を食べないとやばいな…と思っていた頃、Aちゃんは当番の先生に抱かれて、延長番の部屋にやってきました。

当番の先生の話を聞いて、
『わかりました。あとは、私が対応しますね』

とAちゃんを受け取りました。
私とも目を合わさず、無反応…
目にはうっすら涙…
口は食いしばってる…

私の言葉かけもむなしい感じでした。
『Aちゃんが来るの、待ってたよ。おやつ食べようね』
と、補助食をだしましたが、横をむくばかり。
『おなかすくから、たべよ』
と、膝にのせると、少しずつ食べはじめ、最終的には椅子に座って、一人で完食できました。

その後、すぐにお迎えで、暗いムードの中、帰っていきました。

もしかすると、私は、甘いのかもしれません。
でも、早いお迎えの子供は家に着いて、お家の人と楽しく過ごしている時間です。
お迎えが遅い…と泣いたり、落ち込んだりする子供の姿をたくさん見てきました。
その時間に、こんなに落ち込んでお迎えを迎えなければならない程の重要な出来事だったのかな?と、すごく、疑問に感じました。
完璧にしたいのはわかるし、私も自分で出来ることは自分でするようにさせています。
でも…
と、思ってしまいました。

私からしたら、当番の先生は、保育士の大先輩。
もっと早い時間に私が受け取れていたら…と思いました。

Aちゃん、ごめんね。